JT広島の新監督にウェベル氏、米国男子代表コーチ バレー男子

ハビエル・ウェベル氏

 バレーボールVリーグ男子1部のJT広島は29日、新監督に米国男子代表コーチのハビエル・ウェベル氏(58)が就任すると発表した。合わせて元キューバ代表アウトサイドヒッターのオレオル・カメホ(37)、ブラジル代表オポジットのフェリペ・ロケ(27)の両選手の加入も決まり、10月開幕の新リーグ「SVリーグ」に向けた体制が整った。

 ウェベル氏はアルゼンチン代表セッターとして4度の五輪に出場。指導者転身後、母国やブラジルのクラブでタイトル獲得に導くなど論理的な指導と戦術に定評がある。今夏パリ五輪に参加する米国代表の活動終了後、チームに合流する。

 カメホは身長207センチを生かしたスパイクとブロックが武器。ロシアやトルコの強豪クラブに加え、韓国や中国なども渡り歩き、豊富な経験と適応力の高さでリーダー役としても期待が掛かる。

 サウスポーのフェリペは2メートル12センチから放つ多彩なスパイク技術が魅力。ブラジル屈指の高い攻撃力を誇る。2019年ワールドカップ(W杯)優勝、22年世界選手権3位など国際舞台での実績も十分だ。

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