メスティンの炊飯方法を初心者向けに解説!おすすめの簡単レシピも紹介

メスティンは、キャンパーなら一度は耳にしたことがある人気のキャンプギアですよね。さまざまな料理に使えますが、「メスティンを手に入れたらまずは炊飯に挑戦してみたい!」という人は少なくないはず。そこで今回は、メスティンでの炊飯方法について徹底解説します!この記事さえ読めば、メスティン炊飯をマスターできますよ!

※本記事にはプロモーションが含まれています。

メスティンのサイズは幅広い!1合の炊飯には1.5~2合サイズがおすすめ

ライター撮影 左はダイソー製の1合用、右はトランギア製のメスティン

メスティンとは、アルミ製の飯ごうのことを指します。四角い形状で昔ながらのお弁当箱のような見た目をしており、炊飯のほか、鍋物や蒸し料理、燻製などのキャンプ料理を楽しめる万能ギアです。

メスティンには1合用の小さいものから、3合用の大きなモデルまで、さまざまなサイズがラインナップされています。

サイズ選びの目安として、お米1合を炊飯する場合なら、1.5~2合用のメスティンを使うのがおすすめです。ぴったりサイズだと炊飯中に吹きこぼれやすくなってしまうこともあり、少し余裕を持ったサイズ感にするのがベストです。

また、サイズに余裕があると、炊飯後にはメスティンをそのままお皿代わりにして、カレーのルーやおかずなどを乗せやすいのもメリットですよ。

なお、レギュラーサイズとして販売されているメスティンの多くは1.5〜2合サイズ、ラージサイズは3~4合サイズとなっています。

▼定番は「トランギア」のメスティン!詳しくはこちらでチェック

【メスティン徹底レビュー】バリ取り&シーズニングから炊飯・アレンジレシピまで!初購入で挑戦

▼気軽に購入できる100均のメスティンも見逃せない!

【ダイソーメスティン徹底解説】比較レビュー トランギア製のメスティンとの違いとは?

▼おすすめのメスティンについてはこちらの記事もチェック!

【おすすめメスティン13選】キャンパー必須アイテムだからこそこだわりたい!安いものから鉄板商品まで

メスティンでの炊飯方法を徹底解説!ガスコンロ・ガスバーナー・固形燃料を使ってお米を炊いてみよう

それではさっそく、メスティンでの炊飯方法をチェックしていきましょう!

メスティンで炊飯する場合、熱源によって炊き方が多少異なります。ここでは、ガスコンロ・ガスバーナーを使う場合と、固形燃料を使う場合に分けて詳しく解説していきます。

ガスコンロ・ガスバーナーを使った炊飯方法

ライター撮影

ガスコンロ・ガスバーナーを使って炊飯する場合、途中で火加減を調節する手間がありますが、風が強い日でも比較的安定して炊飯できるのがメリットです。

手順1:お米をとぐ&浸水させる

まずは、お米をといで、浸水させることから始めましょう。お米にしっかり水を吸わせると、ツヤのあるふっくらとしたご飯が炊きあがりますよ。

浸水させる時間は30分~1時間、水の量は1合の場合200~220mlが目安です。水温が低いと浸水スピードが遅くなるため、冬は1時間ほど時間をとると良いでしょう。

手順2:沸騰するまで5分ほど強火にかける

浸水を終えたら、メスティンを強火にかけ、沸騰するまで待ちます。

沸騰するまでの時間はだいたい5分程度ですが、メスティンとフタの隙間から蒸気があがり、水滴がポタポタとこぼれてくるのが沸騰のサインなので、見逃さないようにしてくださいね。

手順3:とろ火に調整して10分ほど炊く

火加減をとろ火にして、10分ほど炊きます。炊飯中にフタが開いてしまわないよう、フタの上には石などの重しを乗せてくださいね。

パチパチという音と、お米が焼ける香ばしいニオイがしたら火を止めるタイミングです。メスティン炊飯に慣れるまではタイマーをかけ、10分ピッタリで火を止めると失敗しにくいですよ。

手順4:15分ほど蒸らす

火を止めたら、メスティンをタオルに包んで、フタを下にした状態で15分ほど蒸らしましょう。

火を止めた直後はお米の表面に多くの水分がありますが、蒸らすと水分が浸透し、ふっくらした炊き上がりに。また、メスティンをひっくり返すことで底に溜まった水分も浸透し、より美味しい仕上がりとなります。

タオルで包めば保温されるため、蒸らし終わったあとでもホカホカのご飯を食べられますよ。

固形燃料を使った炊飯方法

筆者撮影

固形燃料を使ったメスティン炊飯も、手順に大きな違いはありません。

ただ、固形燃料で炊飯すれば途中で火加減を調整する必要がなく、「ほったらかし炊飯」が可能です。炊飯中にほかの料理を作ったり、ゆっくりおしゃべりや読書を楽しんだりできるので、より手軽に炊飯したい方におすすめです。

手順1:お米をとぐ&浸水させる

ガスバーナーでの手順と同様に、まずはといだお米を30分~1時間ほど浸水させます。

手順2:固形燃料に火をつけて炊飯する

ポケットストーブに固形燃料をセットし、メスティンを乗せたら、固形燃料に火をつけましょう。

固形燃料は、1合の炊飯に対して、燃焼時間20~25分の量を用意します。2合以上炊飯する場合は1合追加ごとに燃焼時間を2~3分増やす必要があるので、お米の量に合わせて微調整してくださいね。

25g程度の固形燃料なら1個で20~25分燃焼しますが、ポケットストーブで有名なエスビットの固形燃料(ミリタリー)の場合は1個が14gで約12分燃焼なので、うまく組み合わて使うのがおすすめです。

なお、2個以上の固形燃料を使う場合は、1個目の固形燃料がしっかり燃焼しきってから燃料を追加しましょう。

手順3:15分ほど蒸らす

固形燃料が燃え尽きたら、ポケットストーブからメスティンを下ろします。もし固形燃料が燃え尽きる前にパチパチという音や、焦げる匂いがしたら早めに火から下ろすと焦げ付きを防止できるでしょう。

ガスバーナーでの手順と同様に、フタを下にした状態でタオルで包み、15分ほど蒸らせば完成です!

▼エスビットのポケットストーブ&固形燃料はこちら!

▼おすすめのポケットストーブはこちらの記事をチェック!

【ポケットストーブ】10選 エスビットやダイソーなどのおすすめ商品や使い方を紹介

キャンプでも簡単に作れる!メスティンを使ったおすすめ炊飯レシピ4選

ここからは、メスティンで作れる炊飯レシピ4選をご紹介します!簡単に作れるのに本格的で美味しいレシピばかりなので、ぜひキャンプで試してくださいね。

【1】ひつまぶし

ライター撮影

メスティンで作るひつまぶしのレシピです。缶詰を使って作るので難しい手順はなく、手軽に楽しめますよ!

材料(1人分)

  • さんまの蒲焼(缶詰):1個
  • 米:1合
  • 水:200ml
  • 白だしつゆ:適量

作り方

  • メスティンでお米を1合分炊飯する
  • 火にかけ終わったらさんまの蒲焼をメスティンに入れ、フタをして蒸らす
  • 蒸らしている間に白だし用のお湯を沸かす
  • 10~15分蒸らし終わったら完成!

▼詳しいレシピはこちらの記事をチェック!

【メスティン簡単レシピ】自動炊飯で「ひつまぶし」 ほったからしでOK! デザートレシピも

【2】丸ごとトマトごはん

ライター撮影

見た目も鮮やかな丸ごとトマトごはんです。ピラフのような、リゾットのような味わいで、トマトのジューシーさが病みつきになります!

お好みでベーコンや鶏肉を追加するのもおすすめですよ。

材料(1~2人分)

  • 米:1合
  • 水:適量
  • コンソメ:小さじ1
  • 塩小さじ:1/4
  • トマト中:1個(約150g)
  • 黒こしょう:少々
  • オリーブ油:適量
  • パセリ:適量

作り方

  • 浸水させたお米にコンソメと塩を入れて混ぜ、中央にヘタをとったトマトを置く
  • 通常の手順で炊飯する
  • 蒸らし終わったら、中央のトマトを崩し、オリーブ油・黒こしょう・パセリを散らして完成!

▼詳しいレシピはこちらの記事をチェック!

【メスティン初心者向け】固形燃料1個で作る簡単トマト料理 キャンプにぴったりなレシピ3選

【4】シーフードピラフ

ライター撮影

冷凍のシーフードミックスを使った、超簡単なシーフードピラフのレシピです。

具材と調味料を混ぜて炊飯するだけなので、他の料理を作ったりBBQをしたりしながら作れば、簡単に豪華なキャンプ飯が完成しますよ!

材料(1~2人分)

  • 米:1合
  • 水:190ml
  • 冷凍シーフードミックス:適量
  • コンソメ:小さじ1
  • マーガリン:大さじ1
  • 塩こしょう:少々

作り方

  • 浸水させたお米に、コンソメ・塩こしょう・シーフードミックスを入れて軽く混ぜる
  • メスティンにフタをして弱火で約20分炊飯する
  • 炊けたらマーガリンを加えてよく混ぜる
  • 再度フタをしてひっくり返し、約15分蒸らせば完成!

▼詳しいレシピはこちらの記事をチェック!

【簡単メスティンレシピ】シーフードピラフ・オムライス・ケーキなどおすすめ料理3選

【4】オムライス

ライター撮影

普通に作ると手順が多いオムライスも、メスティンを使えばただ炊飯するだけで完成します!

卵を焦がしてしまう心配もないので、料理が苦手な方でも失敗知らずのレシピですよ。

材料(1~2人分)

  • 米:1合
  • 水:200ml
  • 卵:2個
  • 玉ねぎ:1/4個
  • 鶏ひき肉:50g
  • ケチャップ:大さじ2
  • コンソメ:適量

作り方

  • 浸水させたお米に、玉ねぎのみじん切り・鶏ひき肉・ケチャップ・コンソメを入れて軽く混ぜる
  • メスティンにフタをして、弱火で20ほど火にかける
  • 炊きあがったチキンライスに溶き卵をゆっくり流し入れる
  • 再度フタをして、タオルなどで包んで15~20分ほど蒸らす(ひっくり返さないよう注意!)
  • 卵がほんのり固まっていれば、ケチャップをかけて完成!

▼詳しいレシピはこちらの記事をチェック!

【簡単メスティンレシピ】シーフードピラフ・オムライス・ケーキなどおすすめ料理3選

▼その他のメスティンレシピもあわせてチェック!

【まとめ】絶品メスティンレシピ17選! 基本の炊飯からパスタ・燻製・デザートまで

こんなときはどうすればいい?メスティン炊飯のよくある質問に答えます!

筆者撮影

ここからは、メスティン炊飯でよくある質問と回答を紹介していきます。メスティン炊飯をする前の参考にしてくださいね。

炊飯前の浸水は必須?

浸水なしでもメスティンでの炊飯はできます。ただし、固めの炊き上がりとなってしまうため、美味しく炊くためには浸水するのがおすすめです。

キャンプ場で浸水の時間を取れない場合は、ジップロックなどに水とお米を入れて、移動中に浸水を済ませてしまうのもアリですよ。

なお、水の量はお米の1.2倍程度が良いとされています。以下を参考に、好みに合わせて調整してくださいね。

  • 0.5合:約110ml
  • 1合:約220ml
  • 1.5合:約330ml
  • 2合:約430ml

失敗しないコツは?

風によって火加減が変わると失敗につながりやすいため、風防を用意すると良いでしょう。

特に風が強い日には、ガスバーナーのとろ火が消えたり、固形燃料の火力が安定しなかったりといったケースが少なくありません。

風防は各メーカーや100均から発売されているので、チェックしてくださいね。

▼ダイソーの風防はこちらの記事でチェック!

ダイソーから風防が登場! 便利なキャンプ用品『アルミ風よけ(コンロ用)』をチェック

焦げつかないようにする工夫は?

メスティンにクッキングシートを敷いてからお米と水を入れると、焦がすことなく炊飯ができます。うまく炊飯できた場合でも、メスティンが汚れにくく、片付けが簡単に済むメリットがありますよ。

クッキングシートはメスティンに密着するよう敷ければOKですが、より仕上がりにこだわりたい方はメスティンの形に折る「メスティン折り」に挑戦してみてくださいね!

▼メスティン折りの方法はこちらの記事でチェック!

【メスティン折り図面あり】ダイソーの3合炊きラージメスティンのレビュー&焦げ付き防止の裏技を紹介

メスティン炊飯をマスターしてキャンプ飯を楽しもう!

ライター撮影

今回は、メスティンでの炊飯方法についてお伝えしました。

メスティンでの炊飯は思ったよりもハードルが高くなく、初心者の人でも簡単にチャレンジできます。初めてメスティンでご飯を炊けたときは、きっと感動することでしょう!

今回の記事を参考に、ぜひメスティン炊飯に挑戦してみてくださいね。

© ハピキャン