【K-1】魔裟斗が大注目のタイトルマッチ、ゴンナパーvs朝久を予想「圧勝するパターンもある」=7.17福岡

昨年のK-1年間表彰式でコメントする魔裟斗、K-1の注目タイトルマッチを予想した

7月17日(土)福岡国際センターで開催される『ECO信頼サービス株式会社PRESENTS K-1 WORLD GP 2021 JAPAN~K-1ライト級タイトルマッチ~』。同大会のメインイベントで行われる王者・ゴンナパー・ウィラサクレック(タイ)vs挑戦者・朝久泰央(朝久道場)のライト級タイトルマッチを、解説で登場する魔裟斗が予想した。

ゴンナパーは、本場タイのムエタイ仕込みの強烈な左ミドルを軸にパンチの破壊力も持つ王者。ライト級王座を戴冠した林健太との対戦では、圧力の強い林を振り切っている。魔裟斗は「左のミドルキック、左ローキック、左のパンチという“左”のイメージでしたけど、今は右のミドルキックも出してくるし、技が多彩になってきました」とゴンナパーのバリエーションにおける成長ぶりを話す。

メインで対戦するゴンナパー(左)と朝久(右)(c)K-1

朝久に関しては「以前は『テクニックはあるけどパワーがない』だった。それが最近は倒せるようになってきたなと。朝久はテクニック+空手仕込みの前蹴りなど独特の動きがあって、ステップワークを踏みながら、右と左に構えをスイッチしながら動く。あれは対戦相手のゴンナパーからすると捕らえにくいだろうなと思います」と独特の”倒せる”朝久空手を分析。

キャリアを見ると、100戦以上を経験しているゴンナパーが上回っている。そのため「だから特別なことはしないけど、1発1発のパワーが強くて、なんでもできるから、どんな相手とどんな展開になっても順応できる」と、変則的な戦いをする朝久に順応する可能性を語る。

K-1福岡大会の全対戦カード、試合順(c)K-1

強さを認める一方、魔裟斗はゴンナパーにも穴があると話す。「篠原悠人にKOされた試合は、1R開始直後に篠原がパンチでダウンを奪って、ゴンナパーが焦って打ち合いになったところで、篠原のパンチが入って倒れた。ゴンナパーは打たれるとムキになって打ち合うんで、そこに隙ができる。だから朝久も勝つなら1R勝負かなと思います」と予想した。

さらに「朝久みたいなタイプはムエタイにはいないし、今までK-1に出てきた選手の中にもいない。だからどんな試合になるのかすごく楽しみなカードです。ゴングが鳴ってみないとどちらが勝つかわからない。どちらかが圧勝するパターンもあるかもしれないと思います」と注目のタイトルマッチに期待を寄せつつ、短期決着かつ一方的な勝敗の可能性も語った。


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