華MEN組、メジャーデビューヒット祈願で赤城神社へ 「オンリーワンのグループになりたい」

平均年齢29歳の6人組男性アイドル歌謡グループ・華MEN組が、5月22日にキングレコードよりメジャーデビューを果たした。それを記念して、5月23日に東京・神楽坂にある赤城神社にて、グループのヒット祈願が行われた。

純白の衣装に身を包み、赤城神社の拝殿を訪れた華MEN組のメンバー。神妙な面持ちでその場に設けられた席につくと、神主と巫女により、厳かな雰囲気のなかで儀式が粛々と進められていく。神主がヒット祈願の祝詞を奏上する場面では、メンバーが前方に向かって深々と頭を下げ、これから本格的にスタートする活動の成功を心から祈っていた。

一連の儀式を終えると、場所を移動して囲み取材へ。まずはグループで挨拶をし、コウジ(石綿宏司)、ユウキ(勝村友紀)、ユッキー(内田結稀)、タクミ(橋口巧)、ダイキ(一戸大輝)、コウキ(山口晃生)の6名がそれぞれ自己紹介を行っていく。

そして、司会よりメジャーデビューヒット祈願を終えた心境を聞かれると、コウジは「今日、ここに来させていただいて、この曲が少しでも多くの方に届くように、僕たちは頑張るだけだなと。あらためて気を引き締めました」と感慨深そうに言葉を紡いだ。

華MEN組のメンバーは、2023年10月~12月にかけて行われたオーディションの合格者で構成されている。12月末にオーディションを終えてから、メジャーデビューに至るまでの期間はわずか5カ月。そのことについて、司会者から短期間でどのような準備をしてきたのかを問われると、ユッキーは「(オーディション後)すぐにボイスレッスンやダンスレッスンに入って」「1月にも赤城神社に伺ったのですが、そこからの4カ月が本当にあっという間で。準備にひた走ってきた5カ月だったなと思います」と、これまでの歩みを振り返った。

デビューまでの準備期間でメンバー同士が衝突することはなかったのかを問われると、グループのリーダーを務めるコウジが率先して「大人だからか、まったく喧嘩することなく今日までやってきた」と断言。ユウキはコウジのグループ内でのふるまいに言及し、「話し合いの時に先導してくれるのがリーダーなんですけど、率先してふざけるのもリーダーだったりします(笑)」と、オンとオフのバランスのとれたリーダーシップで、コウジがグループをうまくまとめていることを明かした。

また、昨今歌謡界では若手アーティストの活躍も目立つことから、ライバルとして意識しているグループについても質問が。純烈などの先輩グループも意識しているのではないかと問われると、ユッキーは「(純烈は)大先輩」「道を作ってくださった偉大な先輩なので、そこに感謝しつつ、僕たちは歌謡曲をベースにダンスパフォーマンスを取り入れたりして、皆さんに歌謡曲の素晴らしさを伝えていけたら」とコメント。コウジも「僕たちなりの道で頑張りたいなと思ってます」と、グループの独自性を活かして活躍していきたい思いを述べた。

今後の活動の抱負については、コウジが「オンリーワンのグループになりたい」「(華MEN組の活動を通じて)全員が何かひとつでもきっかけを掴めればと思っています」と、思いを言葉にする。そして、今後立ちたいステージについては、タクミが「日本武道館に立たせていただきたい」と力を込めて述べ、「だけど、そのなかでも全国各地、僕たちをお呼びしていただける声があれば、どこへでも行って僕たちの歌を届けさせていただきたいと思います!」と呼びかけた。

最後に、メンバーがひとりずつ、ファンへのメッセージを語った。コウキは「皆さんの心に本当に素敵な花を咲かせるという思いで、前を向いて一生懸命頑張るので、応援どうぞよろしくお願いします」とコメント。ダイキは「素敵な思い出になるライブを毎回重ねて、大きなステージに立てることを願って、僕たちも邁進してまいります」と語り、夢に向かって努力を続けることを誓う。タクミは「僕たちも今から始まっていきます。今後ともスウィーツ王子でいさせていただけるように頑張ります」と語ると、ユッキーは「つい先日、ファンネームが“ハービー”という名前に決まった」と報告。「ハービーの輪を少しずつでも広げていけるように、各地で歌を届ける。これが使命だと思ってますので、応援よろしくお願いします」と続け、これからの活動への想いも含めて語った。

ユウキは「メジャーデビューというスタートラインに立つことができたのも、支えてくださる皆さんのおかげだと思っています」「ひとりでも多くの方に現場に足を運んでいただけるよう頑張っていきたいと思っています」と、思いのたけを語った。最後にはリーダーのコウジが「僕は一度(華MEN組結成前に別のグループで)メジャーデビューした経験があるのですが、その時に叶えられなかった夢を華MEN組で叶えていけたら」「同じ目標を持っているメンバーですので、スタッフさんと、キングレコードさんと手を取って頑張っていければなと思っています」と、これからの活動への思いを語り、ヒット祈願イベントを終えた。

(文=市岡光子)

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