【五輪柔道】阿部一二三と詩が準決勝進出、技ありと豪快な一本を重ね兄妹金メダルへ勝ち進む

阿部一二三(左)と阿部詩(右)

25日(日)、東京オリンピック柔道男子66kg級では阿部一二三(23=パーク24)、女子52kg級では阿部詩(21=日体大)が共に技あり、一本で勝ち進み準決勝進出を決めた。

詩は初戦となる2回戦で大腰で投げ技ありから抑え込んで合わせ一本勝ち。2分3秒で決めた。準々決勝も今年のグランドスラムテルアビブ優勝のチェルシー・ジャイルズ(24=英国)に内股を返し技ありで優勢勝ち。

兄の一二三は初戦から積極的に攻めるが相手が防御姿勢、延長戦となり袖釣り込み腰と見せかけて綺麗に大外刈りで一本勝ち! 準々決勝では今年のブダペスト世界選手権で銅メダルのバスフー・ヨンドンペレンレイ(27=モンゴル)と対戦し、再び袖釣り込み腰と見せかけて、大外刈りで技ありを奪い優勢勝ちで勝ち進んだ。

準決勝での詩の相手はリオ五輪銀メダリストのオデッテ・ジュフリダ(26=イタリア)。一二三の相手は準決勝で世界1位のマヌエル・ロンバルド(イタリア)を技ありで破ったダニエル・カルグニン(ブラジル)となった。カルグニンが19年のグランドスラム・ブラジリアで金メダル。過去に阿部はカルグニンと戦い接戦となっているが今回はどのような内容となるか。

女子準決勝の開始時間は17時15分ごろ、男子準決勝は17時50分ごろを予定している。


【動画】阿部一二三の豪快一本勝ち(※動画で1分53秒ごろ、袖吊り込み腰と見せかけての大外刈り)

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