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会見での小嶋(左)vsアリ
9月20日(月・祝)横浜アリーナで開催される『K-1 WORLD GP 2021 JAPAN よこはまつり』ので対戦する小嶋瑠久(こじま・るーく/22=日本/PURGE TOKYO/ 8勝4KO3敗)と寧仁太・アリ(あにんた・あり/22=ガーナ/K-1ジム総本部チームペガサス/5戦 5勝4KO無敗)のインタビューが主催者より届いた。
小嶋は最近スーパー・ライト級(-65kg)での試合が多かったが、今回はウェルター級(-67.5kg)に戻してのトーナメントへの参戦で、1回戦からKOを重ねる長身のアリと対戦する。
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小嶋瑠久(C)K-1
アリは184cmの長身で、172cmの小嶋とは12cmの身長差があるが、小嶋は「身長が高い選手って、自分みたいなタイプが苦手で、逆に自分はけっこう身長が高い選手を倒してきた。そこには自信がありますね。飛びヒザ蹴りとか威力はありそうですけど、そこさえしっかり対処しておけば、全然倒せると思います」と長身の相手にも不安はない。
優勝候補と見られている野杁正明と安保瑠輝也については「野杁選手ぐらいですね、本物だと思うのは。安保選手には全然負ける気はしないです」と自信を見せた。
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左フックを当てる小嶋
K-1ウェルター級王座は、もともと所属するPURGE TOKYOの久保優太が持っていた。「ジムに優太さんが獲ったK-1ウェルター級のベルトのレプリカが飾ってあるんですよ。だからいつも練習前にそれを眺めて『絶対獲ってやる!』と思ってやってます。で、ベルトにはまだ触ったことがないんです。ベルトを触るのは自分が獲るときだって決めてるんで」とベルトへの想いは強い。
■アリは、無敗のまま王者になれるか「アフリカの血が混ざっている以上、彼らに負けたくない」
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寧仁太・アリ(C)K-1
対するアリは、プロ5戦5勝(4KO)無敗。この無敗のまま王者になれるかにも注目が集まる。ベルトへのチャンス到来には「外国人選手を呼べる状況だったら、自分が選ばれたかどうかは分からないと思うんです。だからこのチャンスは当然ではないし、自分は挑戦者なので、用意された素晴らしい舞台で自分の実力を出したいなと思うだけです」と謙虚に語る。
ガーナ代表としてトーナメントに出るという側面もあり「東京オリンピックに出たボクシングの岡沢セオン選手も日本とガーナのハーフで、アフリカ系の選手が活躍しているじゃないですか。自分もハーフということでアフリカの血が混ざっている以上、彼らに負けたくないというのもありますし、日本人にはない個性もあると思うので、そこを生かして頑張りたいと思います」と意気込む。
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飛びヒザ蹴りを放つアリ
対戦相手の小嶋については「パンチのラッシュが上手くて、空手をやってたので蹴りも上手い選手だと思います。一階級下のスーパー・ライト級でやってきた選手ですがKO数も多いので、倒し合いが見せられるんじゃないかと思います」と激戦を予想させた。
プロ無敗のままK-1チャンピオンになるチャンス、そのことについては「キャリアどうこうは関係なく、リングに立ったら一人の男だし、何年格闘技をやってきたとかじゃなく、人間と人間の倒し合いだと思うので、そこで出る気持ちを見てもらえたらいいと思います。そういうものでお客さんを盛り上げられたらと思います」とコメントした。
最後にアリはトーナメントについて「可能性はメチャメチャ低いと思うんですけど、格闘技は何が起きるか分かりません。個人と個人の戦いだし、優勝する可能性が1%でも0.1%でもあるなら、僕は運を持っている男だと思うので、その運も味方にしてベルトを獲りたいなと思います」と意気込みを語った。