【RIZIN】朝倉未来が新たな姿を見せる「この階級で世界で戦えるのは俺だけだ」

試合を2日後に控えた朝倉未来

10月2日(土)に、スタジオマッチイベント『RIZIN LANDMARK(ライジン ランドマーク)』の旗揚げ大会として行われる『RIZIN LANDMARK vol.1』のメインイベントで萩原京平(25=SMOKER GYM)と対戦する、朝倉未来(28=トライフォース赤坂)が個別インタビューに出席した。

未来は、今年6月のクレベル・コイケ戦でプロ初の一本負けを喫してしまったが、直前の公開練習ではパワフルな左ミドルキック、鋭い左ストレートを披露して完全復活をアピールしたばかり。今回の個別取材では、どんな発言が飛び出すか注目が集まった。

先日の公開練習で、強烈なストレートを打ち込む未来

契約体重まで、あと2kgと順調に調整が進んでいる未来は、「楽しみですね」と開口一番。その背景には、「これまで、ここまでキツイ練習をしてこなかったので」とトレーナーを5人もつけての猛特訓があるようだ。特に下半身を中心にした土居進トレーナーのラントレは厳しく、「顔を見るのも嫌なくらい」という状況もあったと振り返る。

他にも栄養士、高重量だけではなく瞬発力アップのパワー系のトレーナー、キックボクシングのトレーナー2人をつけている。ボクシングの世界チャンピオンでも、なかなかいないトレーナー5人体制が、未来をさらに強くしているのは間違いない。

パワーアップした状況の中で未来が希望しているのは、「キツイ展開」だと言う。「相手次第で、あっさりと試合が終わるかもしれないけど」と条件付きながらも、「相手の選手は命をかけてくると思うので、根性勝負になる。自分も根性で負けたくないので、勝ち切りたいと思います」と意気込む。

未来が、厳しい練習を乗り越えることができたのは、やはり前回のクレベル戦があるからだという。「悔しい思いは忘れていない。絶対にリベンジしたい」と語気を強める。これまでも本気で取り組んできた格闘技だが、さらにギアが一段階上がったのだろう。

萩原京平がSNSを通じて未来に噛みついているが、「何とも思っていない。格闘家なんで、当然だと思っている」と気にせず。この試合で得られることについて未来は、「キツイ展開をしてくれれば、初めての経験になるので、それくらいでしょうか。あとは練習をしてきたことの答え合わせですかね」とコメントした。

ベラトールとの提携で海外へのステージが広まったことに対しては、「トレーナーにも言われましたが、俺はポテンシャル、身体能力が日本人離れしているそうです。これまで、あまり筋トレをしてこなかっただけで、この階級で世界で戦えるのは俺だけだと思っています」と未来。萩原戦で新しい朝倉未来の姿が見られるかもしれない。

この一戦は『U-NEXT』でPPVにて独占ライブ配信される。

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