1100億円稼ぐ大谷翔平の献身は「言葉で言い尽くせない」 凡退でも称賛されるワケ

メッツ戦に出場したドジャース・大谷翔平【写真:ロイター】

全力疾走で一塁に残る→味方が同点適時打

■ドジャース 5ー2 メッツ(日本時間29日・ニューヨーク・ダブルヘッダー第1試合)

快音は出なかったが、放送席は“姿勢”への賛辞を惜しまなかった。ドジャースの大谷翔平投手は28日(日本時間29日)、敵地で行われたメッツとのダブルヘッダー第1戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5打数無安打だった。8回にはダブルプレーになりそうな場面で全力疾走し、味方の同点打に繋げた。

8回1死一、二塁で迎えた第4打席は、一発出れば逆転のチャンス。大谷は遊ゴロを放つ結果となったが、全力疾走でゲッツーを防ぎ、一塁に残った。すると、続くフレディ・フリーマン内野手が適時打を放って同点に追いついた。

地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の放送席は、フリーマンの適時打について分析。解説のエリック・キャロス氏は「フレディは逆方向に上手く運びました」と打者を称えながらも、「オオタニが先ほどの打席で併殺を免れたことも、この打点に繋がっています。改めてですが、(ハムストリングに問題を抱えながらも)一塁に全力疾走したショウヘイについては(素晴らしさを)言葉で言い尽くせないですね」と、大谷の全力疾走も称えていた。

デーブ・ロバーツ監督は試合後、大谷の全力疾走について「そのこと(一生懸命走ったこと)については彼に敬意を表す」とコメント。状態については「彼は100%の状態に近い。彼は野球をプレーしている」と話し、29日(同30日)のカード最終戦は出場する見込みだ。(Full-Count編集部)

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