【RIZIN】ボビー・オロゴン、対戦相手”120kg筋肉”元レスリング全日本王者に「怖ぇーっ!」=11.20沖縄

会見での北村(左)とボビー

11月20日、沖縄アリーナにて開催される『RIZIN.32』の追加対戦カード発表会見が本日29日行われた。
今大会への出場が決定していた、ボビー・オロゴン(55=ナイジェリア/ぼびバラチーム)は、120kg契約MMAルールで元プロレスラーでレスリング・グレコローマンで全日本3連覇の実績を持つ北村克哉(35=チーム北村/武蔵村山さいとうクリニック)に決定した。北村は現在ビルダーでもあり、体重120kgの筋肉の鎧を身にまとう。

ボビーは2004年の大晦日大会『Dynamite!!』で格闘技デビュー。MMAでは2勝2敗。シリル・アビディと曙に勝利し、チェ・ホンマンとボブ・サップには敗れている。格闘技の試合は2007年末のボブ・サップ戦以来、14年ぶりとなる。

2005年の大晦日には、曙(左)に判定勝利したボビー(右)

RIZIN初参戦となる北村は、会見で「今回、ヘビー級としてボビー・オロゴン選手と対戦する機会を与えてくださった榊原さんありがとうございます。ボビー選手も十分身体が出来上がっている、身体を見たら真面目にトレーニングをしている、凄いポテンシャルの持ち主だってことは見て分かるので、アスリートとして、ヘビー級らしい試合をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします」とコメント。

北村は15年に巌流島でモンゴル相撲選手と対戦し勝利したバックボーンもありMMAは全くの素人ではない。ボビーにとっては強敵となるだろう。

契約体重は120kgだが、体重差はどう考えているか。記者にそう問われたボビーは「僕93kgしかないですよ。どういう話になってるの?」と困惑した様子を見せた。

韓国巨人チェ・ホンマンに“ボコボコ”TKO負けしたボビー・オロゴン=2006年大晦日

その後、対戦相手の北村が120kgだと理解したボビーは、「あ!俺の相手!?あぁ、そうか!よろしくお願いします。怖ぇーこえーっ、こえーっ!」と驚愕。

榊原代表から「だけど、チェ・ホンマンともやってるし、曙ともやってるもんね?」と助け船を出されるも、ボビーは「あれは、俺は、格闘技の怖さ知らなかった時でした。その後ボコボコにやられて」と笑いながら嘆き、会場の笑いを誘う。

しかし北村は「本当は日本語も流暢で、頭も良い。場を盛り上げようとしてこういう風なキャラクターをやっていますが、彼は修羅場の数も多いし、僕は絶対に油断はしないです」と、真面目にボビーを警戒するコメント。

巌流島でモンゴル相撲選手に勝利した北村(2015年7月)

これに対してボビーは「じゃあ。もしお前が、筋肉バカって言われてるけど、俺が筋肉本物なのか、お前が筋肉本物なのか、沖縄のリングでお前と俺、白・黄色はっきりしようじゃん」と返答した。

果たして、120kgの北村と93kgのボビーのどちらに軍配が上がるのか。

<追加対戦カード>

▼RIZIN MMAルール(120kg):
ボビー・オロゴン(ナイジェリア/ぼびバラチーム)
vs
北村克哉(チーム北村/武蔵村山さいとうクリニック)

▶北村克哉の超人的な驚愕の筋肉、腕、胸、背中!

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