引退の岡崎慎司がミラクル・レスターを回想 相棒ヴァーディーやラニエリ元監督について語る

写真:レスターで共にプレーした岡崎(左)とヴァーディ(右) ©Getty Images

2023-24シーズン限りで現役引退した元日本代表FW岡崎慎司が、レスター所属時にともにプレーした元イングランド代表FWジェイミー・ヴァーディと当時監督であったクラウディオ・ラニエリ氏について語った。クラブ公式サイトが伝えている。

岡崎が、2015-16シーズンから2018-19シーズンまで所属していたレスターについて回想し、当時ともにプレーしたヴァーディと同クラブを率いていたラニエリ元監督について話した。

岡崎は2015年7月にマインツからレスターに移籍すると、ヴァーディとともに2トップの一角として活躍した。また、持ち前の豊富な運動量で2015-16シーズンのプレミアリーグ優勝に貢献し、ミラクル・レスターの立役者となった。このシーズン、岡崎は公式戦39試合に出場して6ゴールを記録した。

ともに2トップを組んだヴァーディについて、岡崎はこう語った。

「最初は本能のままにプレーするタイプなのかなと思いました。でも、一緒にプレーしてみると、とても賢くプレーする選手だとわかった。持ち味のスピードを最大限に活かすのがとてもうまかった」

「ピッチ内外を問わず、彼は陽気で茶目っ気がある。でも、チームメートを思いやるし、みんなとの関係性をとても大切にしていた。試合になればいい意味で生意気になれるところもあった」

また、岡崎は当時レスターを率いていたラニエリ監督についても語った。

「クラウディオ(・ラニエリ)のことはレスターに移籍する前から知っていた。マインツではトーマス・トゥヘルの指導を受けていて、彼のトレーニングはヨーロッパの最先端という感じだった。それに比べるとクラウディオのトレーニングはオーソドックスで、基本に忠実なものだった」

「クラウディオは基本的に厳格な監督。サッカーに対して真摯に向き合う人だったし、本当に情熱的な人だった。僕は、彼が守備を強く意識するスタイルなことはわかっていた」

レスターは、2023-24シーズンからチャンピオンシップに降格するも、ヴァーディの貢献もあってリーグ優勝を果たし、プレミアリーグ昇格を決めた。本拠地キング・パワー・スタジアムで行われた優勝セレモニーには岡崎も登場し、かつてのチームメートであるヴァーディとハグを交わす場面もあった。

そして、2023-24シーズンはカリアリを率いたクラウディオ・ラニエリ氏は、同シーズン限りで監督業を引退すると表明した。セリエA最終節のフィオレンティーナ戦が、同氏にとって指導者として最後の試合となった。

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