肌のシワやシミ防ぐゲットウ化粧水、売れ行き好調 うるま市伊計島の共同売店 島の花・葉・湧き水が原料 調達に自治会が協力

店頭に並ぶ「伊計島月桃水」

 【うるま】うるま市の伊計島に自生するゲットウの葉や花を島の湧き水で蒸留したハーバルウォーター「伊計島月桃水」が、伊計島共同売店で好調な売れ行きを示している。

 2017年に「サンゴに優しい日焼け止め」を発売したジーエルイー合同会社(金城由希乃代表)が開発し、5月中旬から数量限定で共同売店と同社の通販サイトで販売を始めた。ハーバルウォーターは薬草から作った蒸留水で、化粧水などとして使われる。同社ではゲットウの美容効果でシミやシワ予防などをうたっている。

 金城代表は「島のもの100%で作り、小規模で派手さはないが、島の発展・活性化に寄与できるものにしたい」と話し、共同売店で販売する意義を語った。原料調達には伊計自治会の玉城正則会長らが協力した。

 玉城会長は「島の自然を活用し、SDGs(持続可能な開発目標)の精神を生かして生まれた『伊計島月桃水』を継続生産できるよう、金城代表らと連携していきたい」と抱負を語った。

 「伊計島月桃水」は2200円(税込み)で販売。売り上げの一部が伊計自治会に寄付される。(与古田徳造通信員)

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