医師、経営コンサル、厚労省職員、大学教授、経営者。積み上げたキャリアを政治に役立てたい|石川まさとし氏(PR)

石川まさとし氏は大田区在住の医師、実業家、大学教授、経営コンサルタント。

医学生時代に医療現場の体制や医療のあり方について疑問を持った事から「医療制度や社会保障制度には改革が必要だ!」と、多方面から制度改革にアプローチしています。

石川氏が政治家を志したきっかけや、これまでの経歴、今後の展望等を伺いました。

医学生時代に感じた医療制度への疑問

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):
これまでの経歴をお聞かせください。

石川 まさとし氏(以下、石川氏):
普通のサラリーマンの家庭で生まれ、高校まで勉強と部活に明け暮れていました。国立の筑波大学医学部に合格し、医師になります。

研修医として2年間働いた後、ヘルスケア業界に特化した経営コンサルタント、厚生労働省の官僚、大学教授等、様々なキャリアを経験しました。その後4年ほど、国内外でクリニックチェーンを経営していました。

編集部:
すごい経歴をお持ちですね。なぜ政治家を志したのですか?

石川氏:
パッと思い浮かぶのは母方の祖父の存在です。高校まで過ごした静岡県の市議会議員として地域のために尽力し、慕われていた祖父のイメージが鮮明に記憶に残っています。また、父方の曾祖父は、静岡県のある町の初代町長だったそうです。私財をなげうって高校設立に尽力したと聞いています。

私もそんなDNAを受け継いでいるのかもしれません。

医学部卒業後、ほとんどの卒業生は臨床医としてのキャリアを歩みますが、私はあえて、公衆衛生の道に進みました。

その理由は、医学生の頃、病院実習に参加していて、医療の世界はとても規制が多くて、マネジメントの感覚が足りないという問題意識でした。当時、新しい研修制度が導入された事をきっかけとして大学が系列病院から医師を引き上げた事で、「医療崩壊」という現象が起こっていました。

過酷な労働環境で働く医師、非効率な医療提供体制、財政的な制約といった様々な課題がある中、小児科医であったご主人を過労でなくした友人の話は特にショックを受けました。

医師として現場で働くのもよいけれど、「医療システム自体を変えていかないと根本的な課題は解決しない。社会保障制度を改革していきたい。マネジメントの視点も重要だ。」と感じて、まずは、経営コンサルタントの道に進むことにしたのです。

仕事をしながら通っていた博士課程では、医療の地域格差をテーマにしたのですが、研究成果は教授を通じて、財務省や厚生労働省の審議会等で発表されました。そして、主要な医療政策の一つである「地域医療構想」に発展していきました。

厚生労働省での勤務経験を含め、実際に政策に取り組んだ経験は、政治家としての実務に役立つと考えています。

もう一つの政治家を志した理由は、家族ができた事もあり、子供達に明るい未来を残していきたい、そのためには政治が変わらなければいけないと確信した事です。

自民党の政治とカネの問題が話題になっていますが、野党も反対ばかりで、この国をどういう国にしたいのかというビジョンが見えないと感じています。

経済の長期停滞、国民の幸福度の低さ、社会保障財源の制約、隣国の安全保障上の脅威等、国家として待ったなしの状況にある中で、危機感を共有し、将来世代に明るい未来を残していきたい、そのために自分が貢献できることがあればという思いで、政治活動に取り組んでいます。

厚生労働省職員、大学教授、クリニック経営等、各方面から医療改革に挑戦

編集部:
厚生労働省では、どのような仕事をされたのですか?

石川氏:
厚生労働省では、医系技官(医師の資格を持つ役人)として、医療法改正を含め、医療の質や安全に関するテーマを中心に、医療政策に従事しました。そこで、日本医師会といった業界団体の力の強さを目の当たりにしました。例えば、現在の厚生労働大臣は元日本医師会会長の息子さんで、日本医師会の多大なる支援を受けています。

医療に限りませんが、持続可能ではない制度を維持するため、業界団体をバックに当選を積み重ねてきた自民党の政治家の下で、利権に配慮し、国民に税金や社会保険料という形で負担をさせる事で、改革がずっと先送りされてきたのです。

私はその後、ハーバード大学やジョンズホプキンス大学への留学を経て、研究活動に加え、経営にも関わるようになっていきました。

2019年、夜間・休日も診療する「まめクリニック」グループの代表に就任。

診療時間やターミナル駅前の立地に加えて、予約システムの導入、WEB問診の活用等、患者の利便性を高める様々な取り組みのおかげで、クリニックの待ち時間は平均10分となり、待ち時間の短さも売りの一つとなりました。

内科のクリニックを開設する場合、初期費用としては3000万円以上が普通ですが、「まめクリニック」では、内装の簡略化といった施策により、初期費用を200万円程度に抑える事で、スピード感を持った展開が可能になりました。

「まめクリニック」は、多くの方から喜びの声をいただき、3年ほどで10拠点に拡大、その後はグループの経営から離れ、蒲田駅の近くにクリニックを構えています。

なお、「まめクリニック」の開業・拡大については、「200万円からはじめるクリニック開業」というタイトルで、書籍化もされています。

このように経営者として、様々な課題を解決すべく、活動してきました。その実行力は、政治家としての活動にもきっと役立つと考えています。

編集部:
どんな事でも徹底的にやり切る性格なのですね。これまでに失敗も経験されているのですか?

石川氏:
私自身、失敗は一つの経験、として捉えています。起業等、人より多く挑戦するせいか、うまくいかない事も数えきれないほどありますね。

維新の掲げる社会保障制度改革に注力し、現役世代の負担を減らしたい

石川氏:
現在、現役世代の税金や社会保険料といった金銭的な負担がとても大きくなっています。国民負担率は、潜在的に50%を超えたといわれています。他方で、高齢者の負担は医療・介護が原則1割等、高齢者優遇の政策が行われているのです。

日本維新の会は、消費税減税や社会保険料の減免を通じて、国民の負担を軽減する事や、世代間の格差を縮小していく事を公約に掲げています。また、2024年3月には、「医療維新」というタイトルの改革案が発表されました。その中には、高齢者の自己負担3割等、痛みを伴う様々な施策が盛り込まれています。まだまだ内容不十分なところもありますが、しがらみのない「改革政党」だからこそできる提言を今後も続けていきます。

編集部:
プライベートについても教えてください。

石川氏:
趣味の茶道を続けています。

忙しい日々の合間を縫ってお稽古をしているのですが、道を通じて癒されたり、お茶会を通じて色んな人と出会う機会があったりと、リフレッシュができます。

趣味が高じて、マイ茶室を作って、レンタルスペースとして貸し出したり、茶道に触れる機会のないビジネスパーソンに向けて、「大切なことはすべて茶道が教えてくれる」という書籍を出版したりしています。

プライベートでも、好きな事は、つい極めようとしてしまいますね。奥が深い世界なので、先は長いですが。

私には5歳と2歳の子供がいますが、最近は上の男の子に茶道を教えています。一人でお茶を点てられるようになり、抹茶も飲めるんですよ。普段はママに甘えていますが、私といるとキリッとした表情をみせます。

少し前に、2人で京都に一泊しました。鉄道博物館に行って、親を独り占めする特別感を喜んでいましたよ。普段からあまり子供扱いはせず、一人の人間として尊重するよう努めています。これからの成長が楽しみです。

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