「住みたい街」北関東版ランキングで宇都宮市が4位 不動産・賃貸管理仲介会社が発表

とちぎテレビ

大手不動産・賃貸管理仲介会社が発表した、北関東版の今年の「街の住みここち・住みたい街」ランキングで、宇都宮市が「住みたい街」で4位に入りました。

調査は、大東建託がマーケティング会社に依頼してインターネットで調査票を回収し、現在住んでいる街を5段階で評価した回答の平均値を集計したものを「街の住みここちランキング」、住みたい駅や自治体を回答して集計したものを「住みたい街ランキング」として作成しました。

栃木県では今年2月21日から3月14日までに2877件の回答があり、「街の住みここち」は過去5年分の回答の累積、「住みたい街」は今年の回答のみで分析しています。

その結果、北関東3県で見た「住みたい街」で宇都宮市が2年連続で4位となりました。一方「住みここち」では、宇都宮市が去年より1つ順位を下げて6位、下野市は去年と変わらず7位、壬生町は順位を一つ上げて8位です。

また栃木県だけで見ても、宇都宮、下野、壬生の順で、評点はそれぞれ0.1ポイント差と宇都宮周辺の評価が高くなっています。

(分析した麗澤大学教授・大東建託賃貸未来研究所フェロー宗健さん「影響が大きいのは「生活利便性」と「交通利便性」。次に重要なのは「親しみやすさ」。新しい住民を受け入れるなじみやすさがあるかどうかです」)

(麗澤大学教授・大東建託賃貸未来研究所フェロー宗健さん「LRTは意外だった。ものすごい人が利用していて、公共交通機関への潜在的なニーズが場所によっては強いことを意味しています」)

急激に人口が減る社会に入った今、「選ばれる街」になるために必要なことは何か、宗さんに話を聞きました。

(麗澤大学教授・大東建託賃貸未来研究所フェロー宗健さん「重要なのは『誰から選ばれるのか』です。一番大事なのは、今住んでいる人たちに選ばれ続けること。住民を無視して外の人から選ばれるのは『見た目の良さ』だけで、今住んでいる人がどれだけ幸せになれるかを考えるべきです」)

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