「アメリカのほとんどのスーパーに勝る」 日本のコンビニを大絶賛 アメリカ人が魅了された理由とは

アメリカから来た(左から)ケイティさんとクラウディオさん【写真:Hint-Pot編集部】

いまや、普段の生活から切っても切れない存在のコンビニエンスストア。おいしい食べ物から便利な日用品まで、なんでもそろうコンビニは訪日外国人観光客にとって観光名所のひとつになっているようです。アメリカからやってきたカップルは、観光客視点からのコンビニの魅力を2つ挙げてくれました。いったい、どのようなところが気に入ったのでしょうか。

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「京都に憧れ」 すべての寺院をめぐりたいケイティさん

アメリカ・カリフォルニア州から来たというクラウディオさんとケイティさん。クラウディオさんは2回目、ケイティさんは初めての訪日です。

2人は1週間の滞在のうち、5日間を京都で過ごすそう。「京都はとても憧れていた場所で、今回の旅程のほとんどを過ごすつもりです。たくさんのお寺があると聞いているので、すべて見てみたいんです」と、ケイティさんは目を輝かせながら、京都に思いを馳せます。

京都府内の寺院の数は3000以上にも及ぶため、ケイティさんの希望のすべてを叶えることは難しいでしょう。しかし、そのほかにも楽しみにしていることがあるそうです。

「文化的アクティビティもたくさん予約しています。着物を着て写真を撮ったり、舞妓さんの踊りを見たり……。大阪にも行く予定です。大阪は独特な食文化があると聞いているので楽しみにしています」

1週間と限られた滞在ではありますが、予定は目白押し。日本へ来るのをどれだけ楽しみにしていたのかが伝わってきます。

外国人観光客から見たコンビニのうれしいポイント

予定を詰め込んでいるケイティさんたちが、何度もリピートしているお店があるそうです。それはコンビニ。

「日本のコンビニは、アメリカのほとんどのスーパーマーケットに勝ります」

ケイティさんはそう言うと、コンビニなどに並ぶ商品について、外国人観光客ならではの着眼点を教えてくれました。

「まず、商品の表示が外国人観光客にすごくわかりやすいと思いました。英語の表記もあるし、それがなくてもすべてパッケージに写真があって中身がなんなのかわかります。とくにおにぎりなんて、何の具が入っているかわからないから、パッケージに写真があるととても助かるんです」

ケイティさんによると、アメリカの商品はデザイン性が重視され、英語がわからない人にとっては商品がどのようなものなのかがわからないそう。

「もうひとつは、コンビニの食材はフレッシュだし、食べ歩きにもぴったり! とくに東京は、ほとんどの場所に電車と徒歩で行けるので、小腹がすいたらコンビニへ行きます。本当にどこにでもあるし、何を選んでもおいしいから本当に助かります」

ケイティさんたちのように予定がびっしり入っていると、飲食店でゆっくりする時間すらもったいないと感じるかもしれません。どこにいてもアクセスしやすく、手軽においしいものを買って食べれるコンビニ。日本人だけではなく訪日観光客にとっても、なくてはならない存在になっているようです。

京都でも、体験型アクティビティなどを楽しみながらコンビニをうまく活用して、できるだけ多くの寺院をめぐれるといいですね。

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