クロース現役引退もミュラーは現時点で引退の考えなし…バルサ行き決定的な恩師にもエール

ユーロ2024へ調整中のミュラー[写真:Getty Images]

バイエルンのドイツ代表MFトーマス・ミュラーは、現時点でクラブ、代表チームからの引退は考えていないようだ。ドイツ『iMiaSanMia』が伝えている。

昨年末にバイエルンとの契約を2025年まで延長したミュラーは、先日に発表されたユーロ2024に向けたドイツ代表にも選出。

少なくともクラブレベルではあと1年はプレー継続が確定している一方、代表では先日にユーロ後の現役引退を表明したMFトニ・クロース同様にこのタイミングで代表引退を選択する可能性もある。

そういった中、ドイツ代表のトレーニングキャンプに合流中の34歳は記者会見の場で引退に対する自身の考えを明かした。

「代表チームで? 引退はまだ考えていないよ。目の前の課題についてのみ考えている。他のことは後で考えるよ。(バイエルンとの)契約はあと1年残っている。雇用主を失望させるわけにはいかないよ。彼らはある意味で僕を頼りにしてくれているからね」

クラブ重鎮のミュラーが、就任決定的なヴァンサン・コンパニ新監督の下でどのような役割を与えられるかにも注目が集まるところだが、今回の会見ではミュラーも深くかかわる指揮官の去就に関する質問も行われた。

バイエルンとドイツ代表を率いたハンジ・フリック氏は、チャビ・エルナンデス監督の後任としてバルセロナ行きが決定的に。その恩師の去就について問われると、「ハンジのことは嬉しいよ。彼のことはよく知っている。2つのFCB(バルセロナ、バイエルン)は、特に監督にとって注目の的だ。期待は常に非常に高いからね。彼がそこで大きな成功を収められることを願っているよ」と、恩師にエールを送っている。

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