京都・鴨川でオオサンショウウオ発見 大雨から一夜「かむ恐れも」

鴨川河川敷で見つかったオオサンショウウオ(29日午前9時32分、京都市北区・北署)

 大雨から一夜明けた29日、京都市北区の鴨川河川敷でオオサンショウウオが見つかり、北署が保護した。府内では外来種との交雑が進んでおり、DNA鑑定して判別する。

 体長は約1.3メートルで通行人が発見した。固有種は国の特別天然記念物だが、鴨川では中国原産の外来種との交雑が進む。環境省は7月1日から固有種以外を「特定外来生物」に指定し、移動や譲渡を禁じる。

 増水時に見つかることが多く、市内では年間約100匹が保護されている。市文化財保護課は「かむ恐れもあるので陸で見かけたら市に連絡を」としている。

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