魚沼市の飲食店で提供されたヒラメの刺身を食べた客が、「クドア・セプテンプンクタータ」と言う寄生虫が原因の食中毒になっていたことがわかりました。
県によりますと、23日に魚沼市の飲食店「お料理 仕出し 須藤魚屋」を利用した客が胃腸炎のような症状で医療機関の診察を受け、その後、同じく店を利用した客11人が吐き気や嘔吐の症状を訴えていることがわかりました。
客に提供されたヒラメの刺身などを検査したところ、寄生虫の「クドア・セプテンプンクタータ」が検出されたことから、これによる食中毒と断定されました。
「クドア・セプテンプンクタータ」は、大きさが10μm程度で肉眼では見えません。ヒラメに寄生し、食中毒を引き起こすことで知られているといいます。対策としては、マイナス20℃以下で4時間以上冷凍することや、75℃で5分間以上加熱することが必要だということです。
症状を訴えた客は入院はしておらず、快方に向かっています。
店は、29日まで営業を自粛していて、県はヒラメの調理法の徹底などを指示しています。