『グリーン・ランタン』ドラマ版が正式に制作決定!

DCの人気キャラクター、グリーン・ランタンが登場する新作ドラマ『Lanterns(原題)』のシリーズ制作がようやく正式に決まった。なお、それに合わせて、動画配信サービスの米Maxではなくケーブルテレビ放送局である米HBOのオリジナル作品とラベリングされることも明らかになっている。

【関連記事】乱立するスーパーヒーロー作品で注意すべきこととは?ジェームズ・ガンが語る

バーランティの企画から5年…ついにGOサイン

グリーン・ランタンといえば、2011年の同名映画で知る人も多いだろう。その映画は、マーベル映画『デッドプール』シリーズなどで知られるライアン・レイノルズが主演を務め、のちに妻となるブレイク・ライヴリーと出会った作品としても知られるが、批評家や熱心なファンからの評価は厳しく、『ビッグバン★セオリー ギークなボクらの恋愛法則』などのドラマでもたびたびイジられてきた。

全8話の『Lanterns』で取り上げるのは、最も有名な2代目グリーン・ランタンであるハル・ジョーダンと3代目のジョン・スチュワートの二人。前者は前述の映画の主役となったキャラクターである一方、後者は元海兵隊員という役どころで、DCコミックス初期の黒人スーパーヒーローの一人として知られるが、ライアン主演映画には登場していなかった。

制作陣には、数々の人気ドラマを手掛けてきたデイモン・リンデロフ(『LOST』)やクリス・マンディ(『オザークへようこそ』)が参加。また、これまで多くのDC作品に関わり、スーパーガールの新作映画『Supergirl: Woman of Tomorrow(原題)』の脚本家にも名を連ねるトム・キングも加わっている。

主役はスーパーヒーローだがミステリー要素のある作品となり、マンディが手掛けた『トゥルー・ディテクティブ』の流れを汲む作風になると言われている。

「グリーン・ランタン」のドラマ化といえば、DCドラマの立役者であるグレッグ・バーランティも2019年から企画を展開。当初、コミックスで初代・4代目グリーン・ランタンとして知られるアラン・スコット、ガイ・ガードナーを中心にする予定で、フィン・ウィットロック(『アメリカン・ホラー・ストーリー』)とジェレミー・アーヴァイン(『戦火の馬』)がキャスティングされていた。その後、2022年10月に番組の方針転換に伴い主人公は3代目のジョン・スチュワートに変更されたと報じられたが、2023年1月にMaxはバーランティ版企画の中止を発表。ガンとサフランのシリーズだけに絞られることになると伝えられていた。

本作は、DCスタジオの共同CEOであるジェームズ・ガン(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』)とピーター・サフランが進めるDC新プロジェクトとして最初の実写ドラマシリーズとなる。キャスティングなど今後の続報にも注目したい。(海外ドラマNAVI)

参考元:米Variety

© 株式会社ナノ・アソシエーション