新緑の中 118人が林道疾走 岡山・西粟倉でヒルクライム大会

沿道からの声援を受けて坂を駆け上がる参加者

 自転車で山道を駆け上がる「西粟倉ヒルクライム・若杉」(県サイクルスポーツ協議会主催)が26日、岡山県西粟倉村大茅などの村道、林道を舞台に開かれ、県内外から集まった愛好家118人が新緑の中を疾走した。

 コースは同村坂根と大茅の境付近からダルガ峰駐車場までの11.8キロで、標高差は660メートル。参加者は村コンベンションホール(同村影石)で開会式に出席してから愛車にまたがって移動し、年齢、男女別の7部門に分かれて次々にスタートを切った。厳しい上りの連続にもめげず、息を切らしながら懸命にペダルをこいだ。

 最初の上り坂の途中にある同村大茅の喫茶店「サーナの家」の前では、地元住民ら約20人が応援。旗を振ったり太鼓をたたいたりして「頑張ってー」とエールを送った。

 参加者最高齢で見事に完走した山本章造さん(79)=岡山市東区=は「暑すぎず風が心地よくて楽しく走れた。応援が力になった」と話した。

 大会は毎年初夏と秋にあり、両大会のタイムで年間順位を決める。今秋の大会は9月8日で、ダルガ峰を別ルートから駆け上がる。

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