群馬県内の温泉地 GWの宿泊客数は前年上回る 水上温泉郷は大幅増

ゴールデンウィーク中の群馬県内の主な温泉地の宿泊客数は、18万1668人と去年を16%上回りました。中でもみなかみ町の温泉地は、44%と大幅に増えています。

県のまとめによりますと、今年のゴールデンウィーク期間中に県内の主な温泉地9カ所に宿泊した人の数は18万1668人と去年よりおよそ16%増えました。温泉地別では、草津が6.3%減の6万8537人、伊香保が0.7%増の3万3696人、四万が5%減の1万597人でした。

新型コロナの5類移行後、初めてのゴールデンウィークでしたが、ガソリン代をはじめとする物価高騰の影響でほぼ前年並みにとどまった所が多くなりました。その中で、みなかみ町の「水上温泉郷」は、およそ44%増の4万5783人と前の年を大きく上回りました。コロナ禍で行っていた客室の収容制限を取りやめたのに加え、町の観光協会では、それぞれの旅館やホテルで進めてきた客室の修繕など「高付加価値化」の成果だと分析しています。

かつては、企業などの団体旅行を中心に賑わった水上温泉も往年のような賑わいはありませんが、近年では、自然を生かしたラフティングなどの体験が楽しめることからファミリー層を中心に人気を集めています。

また、同じみなかみ町の猿ヶ京温泉にある温泉宿「ル・ヴァンベール湖郷」では、去年、5つの部屋を露天風呂付きにリニューアルしました。風呂の水面と赤谷湖が繋がって見える浴槽など客室でゆっくり時間を過ごしたいというニーズに答えたということです。

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