翼から輝きを放つ天然記念物 石垣島で確認 「こけむした場所によく現れる」

 沖縄県石垣市の名蔵ダム近辺で8日、キンバトが確認された。キンバトは国の天然記念物に指定されているハトで、くちばしが赤く、エメラルドグリーンの光沢のある翼が特長。翼の光沢から、輝きを持つハトという意味でキンバトと名が付いたとされる。日本では、先島諸島にだけ生息する。

 野鳥に詳しい県立石垣青少年の家の佐野清貴さんは「キンバトは森のそばの道沿いにあるこけむした場所に現れることが多い」と話す。

 海外では、インド、スリランカ、東南アジア、中国南部、台湾、ニューギニアと広範囲で見られる。(奥沢秀一通信員)

道路を歩くキンバト=8日、石垣市の名蔵ダム近く

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