【気象予報士が解説】30日は気温が急上昇 7月並みの暑さの所も【新潟】

30日は熱中症に注意を

29日は日中、晴れ間もありましたが、あまり気温は上がりませんでした。1番高い気温となった佐渡市羽茂でも20.6℃。その他も4月中旬~下旬並みの所が多くなりました。そしてこの先も、この時期にしては気温が低くなりそうです。

新潟・中央区の予想気温を見ると、平年のこの時期は24℃くらいですが、31日以降は22℃前後の日が続きそうです。さらに、新潟地方気象台は、向こう2週間を見ても平年より気温の低い日が多くなるとして、農作物の管理に注意するよう呼び掛けています。ただ、これまでと比べて湿度が高くなりますから、食品の管理などには注意が必要になりそうです。

さて、30日の県内は29日より晴れる時間が長くなりそうです。30日午前9時の予想天気図では、日本の東に中心をもつ高気圧に覆われますので、日中はおおむね晴れる見込みです。ただ、次第に前線や台風周辺の湿った空気が流れこみ、夕方以降は雲が厚くなりますが、30日のうちは大きな天気の崩れはないでしょう。

今週は気温が低い予想ですが、30日だけはグンと気温が上がりそうです。25℃以上の夏日の所が多く、長岡市や湯沢町などでは28℃まで上がる予想です。29日の空気の冷たさから一転して、急な暑さの所もあるため熱中症など、体調管理には十分に注意をして下さい。

連日お伝えしている台風1号は、進路が定まってきました。現在、沖縄の東の海上にある台風1号ですが、31日(金)には関東に接近する見通しです。県内への影響としては、沿岸部を中心にやや風が強まるほか、台風周辺の湿った空気の影響で所々で雨が降るでしょう。ただ、28日夜のような大雨になったり、大荒れの天気になることはなさそうです。

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