1100人以上の市民の個人情報を保存した私物のUSBメモリを一時紛失 情報の流失は確認されず 男鹿市教育委員会

男鹿市教育委員会の職員が、市民の個人情報を保存した私物のUSBメモリを一時、紛失していたことがわかりました。1100人以上の住所や連絡先が保存されていましたが、男鹿市は、情報の流出はこれまでに確認されていないと説明しています。(29日午後6時現在)

男鹿市教育委員会によりますと、教育委員会の20代の男性職員は、22日に男鹿市民文化会館で開かれた婦人会に使う資料などのデータを、私物のUSBメモリに保存して当日の午前中に持ち出しました。

しかし午後に、男鹿市役所の駐車場に男性職員のUSBメモリが落ちているのを市民が見つけ、市に届けました。

USBメモリには1100人以上の住所や連絡先、それに数人の銀行口座番号などが保存されていました。

男鹿市は、情報の流出や不正に使用された形跡はこれまでに確認されていないと説明しています。

男鹿市は規定で、私物のUSBメモリなどを業務で使用することを禁止していて、職員はデータを持ち出す際は許可を得た上で市の専用のUSBメモリを使う必要があります。

男鹿市教育委員会は男性職員により詳しく聞き取りをした上で、処分を決めることにしています。

© 株式会社秋田放送