玉野・渋川 ヒラメ稚魚3千匹放流 日本釣振興会県支部と地元園児

 釣り愛好家や釣具店でつくる日本釣振興会岡山県支部(松田澄政支部長、約60団体・個人)は29日、玉野市渋川の渋川海岸で、地元園児とヒラメの稚魚3千匹を放流した。

 市立渋川保育園と市立日比幼稚園の計20人が参加。体長約9センチの稚魚が入ったバケツを手に波打ち際に並び、ゆっくりと傾け「大きくなってね」と声をかけながら放した。渋川保育園の男児(4)は「小さなしっぽやキラキラした目がかわいかった。大きく育ったら食べてみたい」と笑顔で話した。

 岡山県支部は、水産資源の保護・増殖や水辺の環境美化に取り組んでおり、一環として2007年から県内の川や海でアマゴ、キジハタ(アコウ)などの稚魚を放流している。

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