山本投手のド軍ツアー助成倍増へ 備前市が方針、60万円に

備前市役所

 備前市は29日、市出身の山本由伸投手が所属する米大リーグ・ドジャースの観戦ツアーについて、対象の中高生世代1人当たりの助成額を倍の60万円に引き上げる方針を明らかにした。保護者負担の軽減が目的。追加経費6960万円を盛り込んだ2024年度一般会計補正予算案をまとめた。6月5日の定例市議会で審議される。

 発表した吉村武司市長は「(渡航費など必要経費の)個人負担はなくなるだろう」とし「野球観戦に加えて米国の文化、産業を体感してもらいたい」と述べた。

 観戦ツアーは200人を募り、8月上旬と下旬の計2回、3泊5日の日程で行う。最大2試合観戦するほか、友好都市協定を近く結ぶ予定のトーランス市の訪問も検討中。

 助成額は当初予算で1人当たり30万円、計6千万円を確保していた。追加経費を含め、財源は個人版、企業版ふるさと納税などの寄付金を充てる。

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