「事実上の最終処分地」を懸念 反核燃団体が「むつ中間貯蔵施設」安全協定について公開質問状を青森県に提出

反核燃団体に動きが。

有志の県民で組織される「核のゴミから未来を守る青森県民の会」のメンバーは、29日に青森県庁を訪れ、青森県環境エネルギー部原子力立地対策課の亀田弘光課長代理に、中間貯蔵施設の安全協定に関する公開質問状を提出しました。

質問は、貯蔵期間終了後の搬出先に関してなど31問あり、6月28日までの回答を求めています。

また、県内6市での開催が予定されている県民説明会に関して、宮下知事と国や各事業者の責任者が全会場に出席することなど7つを要望。

これらに対し、県は「出席者は現在、検討中」と回答していました。

【核のゴミから未来を守る青森県民の会 奥村榮共同代表】
「再処理工場が動かず、最終処分地が決まらないということであれば、結局青森県にそのまま置いてしまう、事実上の最終処分地になるのではないかということを一番危惧しています」

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