JR東海の環境対策の遅れを指摘 井戸の水位低下問題 リニア工事区間の岐阜県瑞浪市

メ~テレ(名古屋テレビ)

リニア中央新幹線のトンネル工事区間の岐阜県瑞浪市で、井戸などの水位が低下した問題で、専門家からJR東海の対応の遅れを指摘する声が上がりました。

地盤工学や水環境の専門家やJR東海などが出席して開かれた29日の会合で、専門家から「水位の低下が発覚したのは2月で、5月になって薬液注入などを行ったが、対策が遅れていたのではないか」などと環境対策の遅れを指摘する声が上がりました。 これに対しJR東海の担当者は「住民の生活に不便をかけないよう、上水道への切り替え工事の対応を優先した」と説明しました。 専門家はJR東海に対し、地下水の状況に関するデータの提出や地元住民の生活用水の確保などを求めました。 JR東海の担当者は「真摯に対応していきたい」としています。

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