香港の国際海運センターとしての地位向上を 李家超香港行政長官

香港の国際海運センターとしての地位向上を 李家超香港行政長官

香港特別行政区の香港島と九竜半島の間に位置するビクトリア湾両岸に広がる風景。(2022年6月22日撮影、香港=新華社記者/李鋼)

 【新華社香港5月29日】中国香港特別行政区の李家超(り・かちょう)行政長官は27日、香港を訪れた国際海運界トップと会見した際、香港は国際海運の中心であり、国際海運協力パートナーと緊密に連絡を取り続けており、特区政府は粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア)の他の都市および国際海運組織との協力・交流を持続的に強化し、香港の海運と港湾の発展に新たな原動力を注入すると述べた。

 国際海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務局長と国際海運会議所(ICS)のガイ・プラッテン事務局長が同日、代表団を率いて香港を訪問した。李氏は次のように述べた。香港はIMO主催の会議や各委員会に積極的に参加しており、グローバル海運や海事分野の最新発展を把握し、またIMOの最新の要請に対応し、海事法例を適宜更新し、その関連法規に合わせている。ICSも長年にわたり香港の海運業の発展を支援し、2019年に初めての海外オフィスを香港に開設した。

 香港は「2023年新華・バルチック国際海運センター発展指数リポート」で世界第4位となっている。これに対し、李氏はこれは香港の港湾条件や海運サービス、ビジネス環境などの面の総合力を十分反映し、香港の国際海運センターとしての地位が国際的に広く受け入れられていることが証明されたと強調した。

 李氏は次のように説明した。国は第14次5カ年規画(2021~25年)と「粤港澳大湾区発展規画要綱」で香港の国際海運センターとしての地位の向上を明確に支持している。特区政府は昨年末、「海運・港湾発展戦略行動綱領」を発表した。多くの戦略と具体的な措置を提起し、港湾の競争力強化、香港の高付加価値海運サービス業界の発展を加速させる。特区政府は関連業務の推進に努力する。

                    

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