【移籍】鎌田大地がラツィオ残留を決断! 年俸は…

口頭合意に至り、仲介人がローマ入り。クリスタルパレスはほぼ倍額を提示しているが。

イタリア・セリエAのSSラツィオとの契約が満了を迎える日本代表MF鎌田大地(Daichi KAMADA)が5月29日、新たな契約を結ぶことで口頭合意に至ったという。仲介人がローマ入りし、最終的な詰めに入った。

『RELEVO』のジャーナリストであるマッテオ・モレット氏がエックス(@MatteMoretto)で次のようにレポートした。

「ラツィオが鎌田大地との契約を更新しようとしている。

ここ数時間で、日本人選手の仲介人がローマ入りし、契約締結に向けた最終調整を行っている。年俸は300万ユーロ(約5億1000万円)強。

新たな契約は『Decreto Crescita(成長令)』の範囲内に収まる」

またこの投稿を、移籍情報の精度の高さで知られ、エックスのフォロワー2059万人を数えるファブリツィオ・ロマーノ氏(@FabrizioRomano)も引用。次のようにコメントしている。

「鎌田大地、ラツィオとの口頭合意が成立し、新契約の締結目前。ラツィオは鎌田がクリスタル・パレスからもオファーを受けているため、サインを待っているが、彼はイゴール・トゥドールが監督を務めるラツィオでプレーし続けることに満足している」

一方、『カルチョ・メルカート』によると、フランクフルト時代に鎌田と一緒だったオリバー・グラスナー監督の就任したイングランド・プレミアリーグのクリスタルパレスFCは500万ポンド(約10億円)の複数年契約を提示したと報じていた。これが果たして噂なのか、まだ正式オファーには至っていないのか。あるいは鎌田はその打診には興味を持たずラツィオへの忠誠を固めたのか。果たして、一気にまとまるのか。

昨季限りでアイントラハト・フランクフルトを退団しフリーとなった鎌田は、ラツィオでの戦いを選択。しかしマウリツィオ・サッリ前監督のもと、カルチョ初挑戦は苦しみ、出場機会を得られずチームも低迷した。

しかし3月のトゥドール監督の就任に伴い、日本代表のレジスタはレギュラーポジションを獲得。最終的にリーグ28試合・2得点・2アシストを記録し、ラツィオは7位でフィニッシュ。来季のUEFAヨーロッパリーグ(EL)の出場権を獲得している。

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12月に一旦今季限りでのラツィオ退団を申し出ていたとされる鎌田だが、トゥドール監督との出会いによりラツィオ残留に傾いたと言われる。また、オプションだった3年延長ではなく、1年延長での話し合いも行われているという。

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