「魔改造の夜」“ワニちゃん水鉄砲”でろうそくの火を消せ! 精鋭エンジニアたちがバトル

日本を代表する超一流エンジニアたちが極限のアイデアとテクニックで競い合うNHK総合の「魔改造の夜」(午後7:30)。6月27日放送分では、子どもの玩具“ワニちゃん水鉄砲”が衝撃的な姿に改造され、“秘密の夜会”に集う。

今回のお題は、ワニちゃんの水鉄砲が魔改造され、夜会にともる“10本のろうそく”を狙って消す「ワニちゃん水鉄砲 バースデーケーキ ろうそく消し」。「水」で「火」を制す難しい闘いに、ロボコンで最多優勝8回という記録を持ち、世界大会でも優勝している愛知県の理系大学・T橋技術科学大、自動車など向けの小型モーターのプロフェッショナルである世界的メーカー・Mブチモーター、軽自動車など四輪車や二輪車で国内に加えインド市場も席巻する巨大メーカー・Sズキの3チームが、エンジニアの誇りを懸けた壮絶な闘いを繰り広げる。

3匹のワニの水鉄砲で、そこから7.5m先に置かれた巨大なバースデーケーキに円状に立つ10本のろうそくの「火」を狙う。水鉄砲を普通に打つと、7.5mには全く届かない。しかも水の量は1匹あたり、わずか100cc。散水機のように水をまき散らすこともできない。遠くにある小さな「火」に正確に当てるのは、至難の業。どのチームも、次々と試作機を作ってはテストする。どう打てば、水は遠くに勢いよく飛ばせるのか? 強く押し出すと「水」の飛距離は伸びるが霧状になってしまう。3匹で10本を狙う競技において、1匹で複数の火を消す打ち方は可能なのか? ようやく届いても、ろうそくの「火」は予想以上に強く、全く消えない。

精鋭のエンジニアたちも、今回のお題は初挑戦。人類がいにしえから向き合う「火」を「水」で制する競技は、超難題だ。どんなマシンにすればよいのか、いずれも超苦悩し、もがき苦しむ。それでも1カ月半の苦闘の末、3チームによって全く違う姿の怪物マシンが誕生する。衝撃の威力、驚きの複数「火」狙い、3匹の意外な連携プレー、魔改造された“ワニちゃん水鉄砲”は、果たして「火」を消せるのか? そして、「バースデーケーキ10本ろうそく消し」には、魔改造倶楽部の深い意味も隠されていた。

その模様を伝える“魔改造倶楽部”として、実況を矢野武、解説を東大准教授・長藤圭介氏が担当。顧問として伊集院光市川紗椰が勝負の行方を見守る。

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