岡山県の伊原木隆太知事の後援会が、知事の親族から政治資金規正法の上限を超える寄付を受け取っていた問題で、共産党県委員会などでつくる市民団体「民主県政をつくるみんなの会」は29日、後援会が虚偽の記入をした政治資金収支報告書の訂正内容について、知事に説明を求める申し入れを行った。
この問題では昨年10月に後援会の担当者2人が岡山簡裁から同法違反（虚偽記入）罪で略式命令を受け、今年3月に後援会が収支報告書を訂正。申し入れ書では「収支報告書の修正について知事や後援会から県民に説明がない」と指摘し、虚偽記入の経過や理由を含めて県議会などで明らかにするよう求めた。問題を巡る同会の申し入れは3度目。
