LUNA SEA 約14年ぶりの東京ドーム公演を電撃発表!「俺たちの覚悟の夜になる」

会員限定イベントを開催した「LUNA SEA」(左から 真矢、SUGIZO、RYUICHI、INORAN、J)

5人組ロックバンド「LUNA SEA」が29日、神奈川・カルッツかわさきでファンクラブ「SLAVE」会員限定イベントを開催。イベントのラストで、現在開催中の結成35周年記念ツアーのグランドファイナルとして、約14年ぶりとなる東京ドーム公演を来年2月23日に開催することを発表した。

イベントは、ボーカル・RYUICHIをはじめメンバーのあいさつからスタート。ギターのSUGIZOは「LUNA SEA 35歳になりました。ありがとうございます。35年前の今日、この5人で、町田プレイハウスだったんですね。誰も想像してませんでした。今日みたいな日を。トークライブにこんな素晴らしいホールで、超満員になってもらってこんなに幸せな35歳の誕生日ってあるんでしょうかどうもありがとうございます。今日は楽しんでいきましょう」と話せば、ドラムの真矢は「35年間、振り返ってみると皆さんにしてもらってばかりの日々でした。僕たちも少しは大人になったので、今日は恩返しという意味をこめまして1日過ごせたらと思います」としみじみ。

RYUICHIは「本当にLUNA SEAの歴史を作ってきたのは、今日ここに来てくれているSLAVEのみんなだと思うし、俺たちの音楽を世間に世界に広めてくれたのも、みんなだと思っているので、これからともに時間を刻んでいただけたらうれしいです」と呼びかけた。

また、ベースのJは「僕自身もこんな日が来るなんて信じられなく、想像してなかったですけど、SLAVEのみんなと配信を見てくれているみんなと一緒に全力で突っ走ってきた場所だと思うので、今日はみんなと一緒にいろいろなことを感じ合いながら、楽しい時間を刻めたらと思います」と話すと、ギターのINORANも「今日はこれからも続いていくように、今日にも感謝、過去にも感謝ですけど、未来にも続いていけるような、みんなとの絆をより深めるような時間にしたい」と誓った。

この日はライブ写真をネタにした大喜利コーナーなど、ファンクラブイベントならではのアットホームな空気感。今月20日に誕生日を迎えたRYUICHIのために、INORANがバースデーケーキを持ってきて、サプライズでバースデーをファンとともに祝う場面もあった。

ライブ終了後、メンバー全員がステージ前方に集まり、RYUICHIが「俺たち5人からこれから重大発表があります」と切り出すと、突如背後のスクリーンに緊張感漂う映像が出現。LUNA SEAにとってターニングポイントとなる年号がカウントアップされ、それが2025年を示した瞬間、全面に〝TOKYO DOMEの文字が。東京ドーム公演の開催概要が表示された告知バナーが登場し、RYUICHIが「2025年2月23日、東京ドーム。これが俺たちの覚悟の夜になると思います。ドームで会いましょう!」と呼びかけ、メンバーはステージを後にした。

公演タイトルは、1995年12月23日に行われた初の東京ドーム公演と同じ〝LUNATIC TOKYO〟。(正式には『LUNA SEA 35th ANNIVERSARY TOTR ERA TO ERA -THE FINAL EPISODE- LUNATIC TOKYO 2025 -黒服限定GIG-」)。

「LUNATIC TOKYO」とは、30年前の1995年、メジャーデビューして3年半という驚くべきスピードで初の東京ドームまで登り詰めたときの公演タイトルであり、当時からのファンにとっては特別な思いが詰まったワード。その後も重要なタイミングでのライブ会場として幾度となく東京ドームが選ばれ、今回35周年のフィナーレを飾ることで、ついに10度目となる東京ドームのステージに立つことが決まった。

先週末、35周年記念全国ツアー「ERA TO ERA」が幕を開け、さまざまな時代のツアーメニューを再現しながら駆け巡る41公演を開催中のLUNA SEAが、終着地・東京ドームでどんな奇跡を起こすか。

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