【日本薬剤師会】令和7年度予算要望/薬価に依存しない財源確保

【2024.05.29配信】日本薬剤師会は5月29日に都道府県会長協議会を開催。その中で令和7年度予算要望の内容を説明した。

日本薬剤師会がまとめた令和7年度予算に関する要望は以下の通り。

【重点】
1.安定的な医薬品提供体制の確保
①薬価に依存しない医療費財源確保のための予算措置
②へき地・離島等における医薬品提供体制に係る諸課題の把握と課題解決のための調査等の実施に係る予算措置
③時間外、休日・夜間における地域医薬品提供計画(仮称)の実現・体制整備のための財政支援
2.医療DX推進への支援
①医療DXを最大限に活用できる薬局業務体制構築への継続的な財政支援
②調剤録・薬歴情報が電子カルテと連携するための標準化に向けた検討への財政支援
③電子版お薬手帳の更なる活用を目指す機能充実に対する財政支援
3.薬剤師の確保および資質の向上
①病院・薬局薬剤師の確保が困難な地域への支援
②広域的な視野での薬剤師養成・確保
③新卒・既卒薬剤師の病棟等での多職種チーム医療研修等の推進を図るための財政支援

4. その他
※上記の他、国民生活に直結することが想定される、下記の事項についても適切な財政措置をお願いしたい。
①薬局・薬剤師の機能向上、薬剤師確保に資する調査研究等
② 生涯学習の推進
③地域における災害薬事コーディネーターの活用や災害時等における医薬品提供体制の構築
④新興感染症等の感染拡大時における医薬品提供体制の維持
⑤薬物乱用防止対策(およびアンチ・ドーピング活動の充実強化と薬剤師の活用
⑥全ての認定こども園における環境衛生活動への支援

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