子どもたちが禁止エリアで「潮干狩り」、母親に約1400万円の罰金

米カリフォルニア州中南部にあるピズモビーチで、無許可の採取が禁止されているハマグリを72個集めたとして、子どもたちの母親に8万8000ドル(約1400万円)の罰金が科せられた。

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ピズモビーチ

地元テレビ局 によると2023年末、シャーロット・ラスさんと子どもたちは、休暇でピズモビーチに来ていた。

ビーチで遊んでいる最中、子どもたち5人は貝殻と勘違いし、生きているハマグリを大量に集めてしまった。

*子どもたちが集めたハマグリ*

ピズモビーチ周辺はハマグリの産地として有名で、潮干狩りもできる。

しかし州法 によって漁業ライセンスの申請が義務付けられており、4.5インチ(約11センチメートル)以下のハマグリは海に戻さねばならない。

カリフォルニア州魚類野生生物局の職員が、子どもたちが集めたハマグリを発見したという。

罰金切符を手渡されたラスさんは、その金額を目にして「本当に悲しくなり、落ち込んでしまった」と話す。

「旅行が台無しになってしまいました」

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ピズモビーチで採れるハマグリ

幸いなことに、後日サンルイスオビスポ郡の判事に状況を説明し、減額を懇願したところ、罰金は500ドル(約8万円)に収まった。

ラスさんはこの珍事が思い出に残るよう、貝のタトゥーを入れたという。

「ピスモでのバカンスは、間違いなく忘れられない高額な旅になりました」

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ラスさんが入れたタトゥー。「72」は子どもたちが集めたハマグリの個数。

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