高次脳機能障害、宮崎県内7054人 県調査推計 予測大幅に上回る

 脳卒中や事故などで脳が損傷し、注意、記憶障害などが出る「高次脳機能障害」について、県は29日、県内の当事者数が少なくとも7054人に上るとの推計を公表した。県が昨年度初めて実施した実態調査で分かった。県はこれまで東京都の2008年調査を基に4200人と推計してきたが、大幅に上回った。県内の実態把握が進んだことにより、障害の認知度向上や当事者への支援拡充が期待される。

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