“現役大学生”の熊取谷一星、ソシエダ戦での東京Vデビューに「少し驚きました」 相手の止める、蹴るの技術の高さに刺激

『Real Sociedad Japan Tour 2024』が29日に国立競技場で行われ、レアル・ソシエダが東京ヴェルディに2-0で勝利した。試合後、東京Vの熊取谷一星がメディア取材に応じた。

静岡県出身の熊取谷は、明治大学に在学中の21歳。世代別の代表に招集されてきた経歴を持っており、2025シーズンから東京Vに加入することが内定している。

今月15日に同クラブのJFA・Jリーグ特別指定選手に登録され、29日に行われたレアル・ソシエダとの親善試合『Real Sociedad Japan Tour 2024』で、ついにデビューを飾った。

熊取谷は試合を振り返り、「初めての試合をレアル・ソシエダという相手と出来て、こういう舞台でプレーできたことは、すごく自分にとっていい経験になりましたし、楽しかったです」とコメント。

リーグやカップ戦ではなく、海外クラブとの親善試合でデビューという少し特殊な形となったが、「想像はしてなかったですし、最初は少し驚きましたが、いい舞台でプレーできて良かったです。自分の力をどれだけ出せるか試せる場だと思っていたので楽しみにしていました」と喜びを語った。

主力は欠場したとはいえ、2023-24シーズンは欧州最高峰の舞台であるチャンピオンズリーグにも出場したレアル・ソシエダと対戦できたことは、熊取谷にとって大きな刺激になったようで、「単純にボールを取られないし、止める、蹴るの技術が高いなと感じました。守備をするなかで、自分の一つひとつのポジショニングをこだわっていかないといけないなと思いました」と語っていた。

チームメートは試合後に「良かったシーンもあったと言ってくれた」とのこと。今後につながる自信を手に入れた一戦になったようだ。

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