【試合詳細】5・29 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー】安齊勇馬vs宮原健斗 【世界タッグ】斉藤ジュン&斉藤レイvsパロウ&オディンソン 【NWA世界ヘビー】EC3vs本田竜輝 【6人タッグ】諏訪魔&尾崎魔弓&雪妃魔矢vs鈴木秀樹&ZONES&Chi Chi

『スーパーパワーシリーズ2024』
日程:2024年5月29日(水)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,355人(完売)

▼アクトレスガールズ提供 アクトレスタイム
才原茉莉乃/●天職ゆい
9分27秒 キューティー・スペシャル
[真夏の汐風]○夏葵/汐月なぎさ

▼タッグマッチ 30分1本勝負
芦野祥太郎/○綾部蓮
9分47秒 デスルーレット→片エビ固め
●大森北斗/羆嵐(フリー)

▼全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/魔のトリオ】諏訪魔/尾崎魔弓(OZアカデミー)/○雪妃魔矢(フリー)
11分40秒 ウィールウィンド
【挑戦者組】鈴木秀樹(フリー)/●ZONES(Evo女)/ChiChi(Evo女)
※第7代王者組が2度目の防衛に成功。

▼シングルマッチ 30分1本勝負
●青柳優馬
11分10秒 イケメンスラッシュ→片エビ固め
○黒潮TOKYOジャパン

▼アジアタッグ選手権試合前哨戦 8人タッグマッチ 30分1本勝負
●ライジングHAYATO/立花誠吾(フリー)/MUSASHI(フリー)/吉岡世起(フリー)
11分58秒 澤宗紀直伝お卍固め
田村男児/佐藤光留(パンクラスMission)/土井成樹(フリー)/○阿部史典(格闘探偵団)

▼NWA世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○EC3
12分27秒 ダブルアーム・パイルドライバー→片エビ固め
【挑戦者】●本田竜輝
※第137代王者が防衛に成功。

▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/SAITO BROTHERS】○斉藤ジュン/斉藤レイ
11分56秒 DOOM→片エビ固め
【挑戦者組/THE END】パロウ/●オディンソン
※第99代王者組が初防衛に成功。

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○安齊勇馬
26分48秒 ギムレット→片エビ固め
【挑戦者/チャンピオン・カーニバル2024優勝者】●宮原健斗
※第72代が初防衛に成功。

安齊が宮原から三冠王座を防衛しゼンニチ新時代で結託!斉藤兄弟がTHE ENDから世界タッグ王座防衛し土井成樹とユニット結成!諏訪魔が石川修司に「不義理だな」と激怒?!

アクトレスタイム

10人のアクトレスガールズが登場し、『Love Riddle』に乗ってダンスパフォーマンスを披露。センターダンスを戦う4人で行いフルバージョンで踊りきった。

先発は夏葵と茉莉乃。ロックアップから茉莉乃がロープに押しこみ、チョップからロープに振ってアームホイップ。すぐに夏葵も立ち上がり、ロープに走りブーメランアームホイップからドロップキック。
夏葵はコーナーのセカンドロープに茉莉乃を寝かせ、その上になぎさが乗ると、夏葵はカットに来たゆいをロープに押し込み真夏の汐風の2人で客席にアピール。
これを離すと茉莉乃をロープに振って、なぎさがガットショットから夏葵が水面蹴りで倒し、ロープに飛んでダブルのエルボードロップ。フォールも2。
夏葵は投げようとするが、茉莉乃が逆にボディスラム。さらにリバースして投げ捨てるとフォールも2。
茉莉乃はロープに飛ぶも、夏葵がドロップキックで迎撃しなぎさにタッチ。

エルボーの打ち合いから茉莉乃が腕をキャッチして大外刈り。フォールも2。
茉莉乃は脇固めで捕らえ、なぎさがロープを掴みブレイク。
茉莉乃はロープに振っていくが、なぎさはコードブレイカーで迎撃し、コーナーに振って串刺しドロップキック。さらにコーナーでチョップ連発から、逆コーナーに振ろうとするも茉莉乃が切り返してエルボー。さらに変形トーチャーラックボムからフォールも2。
茉莉乃はゆいにタッチ。

ゆいはボディスラム3連発からフォールも2。
ゆいはラリアットも、避けたなぎさがバッククラッカーから低空ドロップキックで吹っ飛ばす。夏葵がエプロンからゆいの髪を掴んで動きをとめ、ミドルキックとなぎさのドロップキックのサンドイッチ。
なぎさはダブルチョップからフォールも2。
なぎさはロープに飛ぶが、ゆいはスクールボーイも2。
なぎさは夏葵にタッチ。

夏葵はダイビングニーも、避けたゆいに串刺しジャンピンググニーからロープに飛んでフットスタンプ。フォールも2。
夏葵は投げようとするが、耐えたゆいが投げようとするも、着地した夏葵がローキック。ゆいがエルボー連打からロープに飛んでドロップキック。ゆいは髪を掴んで引き起こし、リバースゴリースペシャルで捕らえる。カットに来たなぎさを茉莉乃がアルゼンチンで捕らえ、そのままバックフリップで投げ捨てる。ゆいもなぎさへ夏葵を投げ捨て、ロープに飛ぶが夏葵はジャンピングニーで迎撃。
夏葵はコーナーに登るが、ゆいがエルボー連打から雪崩式首投げで叩きつける。
ゆいは俵投げからフォールも2。
ゆいは天鵞絨ドライバーからフォールもなぎさがカット。
なぎさは茉莉乃にメイルストロムボムを叩き込み排除。
ゆいはエルボー連打からロープに飛ぶが、夏葵がハイキックを叩き込みフォールも2。

夏葵はキューティースペシャルで3カウント。

第1試合

先発は羆嵐と芦野。ロックアップから芦野がヘッドロックで捕らえグラウンドも、抜けた羆嵐がロープに押しこみブレイク。
叫ぼうとする羆嵐の口をふさいだ芦野がコーナーに押し込み綾部にタッチ。
芦野が再度口をふさぎ、レフェリーが注意すると羆嵐は北斗にタッチ。

ロックアップから綾部がロープに押し込むが、切り返した北斗がキザムーブで挑発。綾部がすぐに組み付きロープに押し込むと、頭をグリグリとなでて挑発する。
北斗がランニングエルボー連発で倒し、コーナーに振ろうとするが、逆に振った綾部が走り込むも北斗は足を伸ばしてカット。コーナーに登った北斗に綾部がエルボーからデッドリードライブで叩きつけ、ボディスラムから芦野にタッチ。

芦野はフォールも2。
芦野は腕を極めていき、リストを捻ったまま綾部にタッチ。

綾部は腕へのハンマーブローからエルボーでコーナーに押し込み、フラフラとリングに倒れた北斗を引き起こすとボディスラム。フォールも2。
綾部は芦野にタッチ。

芦野は片逆エビ固め。北斗はなんとかロープを掴みブレイク。
芦野がバックを取るが、逃れた北斗にエルボー。さらにショートレンジラリアットを狙うが、北斗はコンプリートショットで迎撃し羆嵐にタッチ。

羆嵐はセントーンから叫ぼうとするが、芦野がスリーパー。羆嵐はアルゼンチンで担ぎ、走り込んできた綾部に芦野を投げつけて声高に叫ぶ。
羆嵐はコーナー下にセットし、セカンドロープからのダイビングセントーンを投下するが、避けた芦野がスライディングエルボースマッシュ。さらに俵投げから綾部にタッチ。

綾部はビッグブーツからロープに振ってネックブリーカードロップ。さらに串刺しビッグブーツからフォールも2。
綾部はフルネルソンも、耐えた羆嵐の背中にエルボー。羆嵐がロープに振ってクロスボディで迎撃すると北斗にタッチ。

北斗は走り込むが、綾部が足を伸ばすとこれをキャッチした北斗がエルボー。エルボーの打ち合いになり、打ち勝った綾部が投げようとするが、北斗が逆にブレーンバスター。北斗と羆嵐でコーナー上に座らせ、北斗が正面に登ると羆嵐が北斗ごとぶっこ抜こうとする。だが芦野が綾部の足を掴んで耐えさせると、羆嵐は北斗だけパワーボムで叩きつけてしまう。芦野が羆嵐をジャーマンで投げ捨て、北斗にエルボースマッシュから綾部がチョークスラム。さらにロープに振ってドロップキックからフォールも2。
綾部はデスルーレット(=旋回式ファルコンアロー)で突き刺し3カウントを奪った。

<試合後コメント>

大森北斗&羆嵐
北斗「もうダメだ!こんな上手く行かないことあるか?!俺がこんなに連敗して、挙げ句綾部にもこんな瞬殺されて!第1試合でだぞ!ホントにこんなんでうまくいくのか?!」
羆嵐「バカヤローッ!立て!立てお前!」
北斗「殴れ!殴れよ!」
(※羆嵐が殴ると見せかけてガッチリと抱きしめる)
羆嵐「北斗!こないだのBUNTAIのときより良かったじゃないか!進歩してるよ俺達は!お前には世界のベルトもアジアのベルトも、もちろん三冠もだよ。お前には素質があんだよ。俺はお前にかけてんだよ!この全日本でよ、高く翔んでてっぺん獲るんだろ?!ふてくされてんじゃねーよ!どうなんだ!言ってみろよ!」
北斗「完全に、完全にその通りだ。こうやって俺という男を信じてくれるやつがいて、俺のことを最前で俺のTシャツ着て応援してくれる人がいて、そんなこと言ってる場合じゃなかったよな。嵐!北斗軍やるぞ!てっぺん獲るぞ!リング上でちやほやされてる奴らを全員ひっくり返してやる。俺たち北斗軍がてっぺん獲って、誰も想像してない世界を見せてやる」
羆嵐「その意気だ!その意気だぞ!高く翔ぶぞ!」

芦野祥太郎
「綾部は別でコメント出したいらしい。どんどん1人のレスラーとして完成していくのが隣で見てて分かるね。彼も新世代の人間なんで、横でやるよりぶつかってたほうが彼の真価も俺の真価も出るんじゃないかな。北斗、羆嵐に関しては、羆嵐は同日デビューだから。全日本プロレスにもまたのこのこでてきやがって。徹底的にやってやるぞ。全日本プロレス、全員敵なんだよ。味方は1人もいないんだよ。友達も1人もいない。だったらどうすんだ?今までやってきた通り、1人でやってやるよ!全日本プロレスを内側から破壊してやる。羆嵐は許さねーからな。北斗は馬マスク被ってた?被ってないの?そういうとこじゃない?そういうとこじゃないかな~」

綾部蓮
「始動したばかり……始動したのかよくわかんないけど、北斗軍をぶっ潰してやった。チャンピオン・カーニバルが終わって、チャンピオン・カーニバルロスの綾部蓮だけど、今日からのスーパーパワーシリーズもまだ開幕戦だけど楽しいな。試合が楽しくてしょうがないよ。これから6月はたくさん試合あるからな。この綾部蓮から目を離さないで追い続けてもらえれば面白いものが見られると思うよ」

第2試合

魔のトリオが奇襲し試合開始。
リングに鈴木と諏訪魔が残り、手4つをフェイントに鈴木はボディブローからエルボースマッシュ。さらにロープに振ってコブラツイスト。諏訪魔は力任せに投げ捨て、ガットショット連発からロープに飛んでいくが、鈴木はダブルの掌底をボディに叩き込み卍固め。カットに来た雪妃にChi Chiも卍固め。これは尾崎がチェーンナックルでカット。
鈴木はZONESにタッチ。

鈴木とZONESは諏訪魔にストンピング連打。ZONESがケンカキック連発も、諏訪魔がガットショットから髪を掴むと会場からブーイングの嵐。諏訪魔はナックルを狙うが躊躇し、パワーボムに切り替えようとするがZONESがリバース。
ZONESは鈴木にタッチ。

鈴木はChi ChiとZONESとともに諏訪魔を担いで補助付きジャイアントスイングで回転させると投げ捨てるが、雪妃が見かねてムチ攻撃で3人を排除。鈴木はChi Chiにタッチ。

Chi Chiは串刺しビッグブーツ連発からエルボー連打。諏訪魔が前に出て受けていき、Chi Chiは左右のビンタ連発も諏訪魔がビッグブーツで吹っ飛ばす。
諏訪魔は尾崎にタッチ。

尾崎はチェーンナックルでChi Chiの顔面を殴っていき、コーナーに振って串刺しチェーンナックル。
チェーンナックル連打からチェーンをリングに投げ捨て、チェーンへのフェイスバスターから指へチェーンを投げつける。
尾崎はChi Chiをロープに押しこみ顔面を踏みつけると、諏訪魔も一緒に踏みつけ会場は大ブーイング。
尾崎はChi Chiをフィッシャーマンバスターで叩きつけフォールも鈴木がカット。
尾崎は鈴木にチェーンハートブレイクショットも、鈴木はチェーンをキャッチすると尾崎は急所蹴り。さらにチェーンを首に巻きつけ絞首刑。
尾崎は走り込んできたChi Chiを裏拳で倒すとフォールも、2で引き起こして投げようとする。だがChi Chiがブレーンバスターで投げ捨てZONESにタッチ。

ZONESはショルダータックルでふっ飛ばし、尾崎は雪妃にタッチ。

走り込んできた雪妃のハイキックを避けるとショルダータックル連発。雪妃はソバットで迎撃するとコーナーに振るが、ZONESはスピアーで迎撃しバックフリップ。フォールも2。
ZONESはコーナーに登るが尾崎が髪を掴んで動きを止め、雪妃がビンタからデッドリードライブ。雪妃は髪を掴んで引き起こすと、ローキック連打からミドルキック。さらにエルボーからロープに振って追走ニーをみぞおちに叩き込む。
ロープにもたれかかるZONESに、雪妃がロープに飛んでランニングニー。フォールも鈴木がカット。
雪妃は投げようとするが、耐えたZONESに尾崎がチェーン裏拳。ZONESが避けて雪妃に誤爆すると、Chi Chiが雪妃にミサイルキックからZONESがダイビングラリアットを叩き込みフォールも尾崎がカット。
諏訪魔がZONESを羽交い締めにし、尾崎が毒霧を噴射するがZONESが避けて諏訪魔に誤爆。
鈴木が諏訪魔をドロップキックで排除し、ZONESが雪妃にエルボースマッシュからロープに飛んでラリアット。フォールも2。
ZONESは担ぐが雪妃が丸め込もうとするも、ZONESがこれを潰してフォールも2。
ZONESはロープに飛ぶが、雪妃がハイキックで迎撃。さらにZONESが走り込むがレフェリーを盾にしていき、ウィールウィンドで丸め込んで3カウント。

Chi Chiは荒れ狂い諏訪魔ママにストンピングを連打してリングをあとにした。

<試合後コメント>

Chi Chi&ZONES&鈴木秀樹
ZONES「あ゛あ゛あ゛ッ!嘘だろ!初めてのChi Chiとベルト巻けるチャンスだったのに!秀樹ッ!お前ヘルプが足りねーよ馬鹿ッ!お前のせいだ!」
秀樹「いや、チョップはいらなかったんじゃないですか?」
ZONES「休み過ぎだよお前ッ!」
秀樹「いや、ムチとチェーンが。ホントに死ぬと思ったんすよ」
ZONES「知るかそんなこと!」
秀樹「死なないか」
ZONES「死なねーよ!なんとかしろ!男だろ!」
秀樹「(Chi Chiへ)男にやられた、男に殴られた気分はどうですか?」
Chi Chi「ムカつきますね」
秀樹「じゃあどうすんだよ」
Chi Chi「やり返すしか無いですね」
秀樹「そうだね」
ZONES「インタビューしてんじゃねーよ?!」
秀樹「もっとやらないとね」
Chi Chi「やらないと」
秀樹「ZONESもね。ここで言うんだったら、もっと顔面蹴飛ばして、張り飛ばさないと。ここでやる元気があるんだったら、リングで諏訪魔の顔面を蹴り飛ばして、張り飛ばしてください。それが出来るんだったらまたやりましょう」
ZONES「秀樹と魔のトリオ、ムカつくっ!!」

諏訪魔&尾崎魔弓&雪妃魔矢
諏訪魔「んにゃ~、お嬢!知らぬ間に決めてくれてありがとうございます!」
雪妃「知らぬ間に?お前またリング上に集中してなかったの?試合の前からさあ、全ッ然人の話聞いてねーの」
諏訪魔「厳しいなあ、お嬢はなあ。姐さん!これ(※毒霧)は無いでしょう?!」
尾崎「お前がしっかり持たねーからだよ!力強いのに!」
諏訪魔「もー、目が見えなくなっちゃってもー。散々ですわ、今日は」
尾崎「今日はいつもより頑張ってたんじゃない?」
雪妃「たしかに」
諏訪魔「マジっすか?」
雪妃「相手が秀樹だったから頑張ったの?」
諏訪魔「秀樹でもあり、Evo女だったからねえ。でも殴られただけで散々だ」
尾崎「ウナギんときより早く手ェ出してんな」
雪妃「たしかに」
諏訪魔「フヒヒ、そんな別に……」
尾崎「選ぶなよ、女を!」
諏訪魔「……いやぁ、俺はいつだって、姐さんとお嬢ですよ。大切に思ってますよ」
諏訪魔「勝ってママをEvo女に取り戻すみたいなこと言ってたけどさ」
諏訪魔「わけわかんねーこと言ってんじゃねーよってよ、Evo女をよ」
尾崎「しかもなんだよ、ママってよ」
諏訪魔「知らないよ。みんなのママみたいな感じでよ」
尾崎「あたし、オネエの方のママかと思った」
諏訪魔「あ、そっち?(笑)」
尾崎「オネエっぽいとこあるからな」
諏訪魔「いやいや。でも今日は一番姐さんとお嬢に気持ちを伝えたいことがあるんですよ。ちょっと待ってて」

(※諏訪魔がケーキを持って再登場)

諏訪魔「今日、ケーキを。いつもありがとうございます!」
尾崎「見てこれ。紙皿じゃん」
諏訪魔「いえいえいえ、気持ちはいっぱい入ってるんでね」
尾崎「どしたのこれ」
諏訪魔「買ってきました!シャトレーゼで。大好きなシャトレーゼで!」

(※諏訪魔が自分の分のプリンも持ってきて着席)

尾崎「なんでテメーの分もちゃっかり買ってんだよ?!」
諏訪魔「みんなで食べましょうよ」
尾崎「試合後に急に?!水も飲まず?!」
雪妃「血糖値爆上げ」

諏訪魔「姐さん、あ~ん♪(※諏訪魔が尾崎の口にケーキを運ぶ)嗚呼ッ、嬉しいッ♪(※雪妃の口にもケーキを運ぶ)イチゴがいい?あ~ん♪嗚呼ッありがとうございます!これで魔のトリオは1つになったってことでね」
尾崎「それはどうかなあ」
諏訪魔「シャトレーゼ大好きなんでね」

(※尾崎が諏訪魔の鼻に生クリームを付ける)

尾崎「なんか新婚みたい♪」
諏訪魔「んにゃ~♪ありがとうございます!」
雪妃「ホントに仲良くなったみたい」
諏訪魔「でね、姐さん、お嬢、1付きになったことがあってね。今日相手Evo女だったでしょ。なんで石川修司が来てねーんだって。なんで石川修司来てねーんだよ。全日本だから来ねーんじゃねーの?!」
尾崎「そうでしょ」
雪妃「他になんか理由あんの?」
尾崎「全日本だから来ないんだよ。お前まだ分かんないの?」
諏訪魔「いやいやいやいや!なんかかわいそーじゃん!Evo女!」
尾崎「どうしたいわけ?石川修司になにしたいの?」
諏訪魔「石川修司にさぁ、ちょっとさぁ、納得行かないんだよ、来ねーのによ。不義理だな、アイツな」
尾崎「誰が練習教えてんの?アンタが教えてるわけじゃないでしょ?」
諏訪魔「いや、俺がやってますよ」
尾崎「教えてんの?」
諏訪魔「うん」
尾崎「石川修司は?」
諏訪魔「別の日にやってる。でも来ねーっておかしいよな。俺に会わねーんだよ」
雪妃「諏訪魔の日が避けられてんだ」
諏訪魔「いや、石川修司は俺を避けてんじゃなくて全日本を避けてるかもしんないよね」
尾崎「そっちでしょ」
諏訪魔「そうだよね。なんだったらさあ、やってやってもいいんだよ!石川修司!」
尾崎「どこで?」
諏訪魔「んにゃ~、どこでも。全日本にも来いよ石川修司お前!」
雪妃「でも来ないでしょ」
諏訪魔「多分来ない……」
尾崎「全日本辞めたんでしょ?」
諏訪魔「辞めたって来りゃあいい。今のプロレス界なんだってアリだろオイッ」
尾崎「案外、(諏訪魔は)何でもアリなことあんまりしてないよね」
諏訪魔「そんなことない。なんでもアリですよ俺は実は。リング上なんでもヤっちゃうから」
尾崎「石川修司をやっつけたいわけ?」
諏訪魔「うん。やっつけたい」
尾崎「それに私達の力を借りたいわけ?」
諏訪魔「ぜひぜひ」
尾崎「だからケーキ買ってきたんでしょ」
諏訪魔「そういうことじゃないよ、ウン。いやいや、気持ちを伝えたくて」
尾崎「食べちゃったらやんなきゃいけないの?」
諏訪魔「一緒に協力してくださいよ!石川修司と!」
雪妃「食べちゃった」
諏訪魔「『あ~ん♪』したんで。ドキドキしたよ、俺ッ!やっちゃいましょうよ、姐さん!お嬢!」
雪妃「たしかにさ、尾崎さんも魔矢も今日呼吸も乱れないまま終わっちゃったからさ。もうちょっと張り合いのあるタイトルマッチしたいと思うけど。なに?石川修司はタイトルマッチ関係あんの?」
諏訪魔「おう全然、俺はやってやってもいいと思ってんの。でもアイツが消極的なんでね。そのへん、プロレス界なんでもアリっつーのをもう1度理解してもらえればいいなって」
尾崎「やりたいんだったら自分で言ってくればいいじゃん」
諏訪魔「考えましょうよ、次ね」
雪妃「待って。思ったんだけどさあ、石川修司が悪いわけ?!」
諏訪魔「全部石川修司が悪い!」
雪妃「そうやっていない人のせいにして!いつもいつも!」
尾崎「そうだよね」
諏訪魔「俺ら魔のトリオの第2章が始まったわけで。魔のトリオはどんどんどんどん続くんだよ」
尾崎「じゃあ入場曲考えてこいよ」
諏訪魔「アッ!」
尾崎「あれ正危軍の入場曲だからな?言っとくけど、お前は正危軍じゃねーよ?」
諏訪魔「正危軍のTシャツ、もらったよね俺、前に」
尾崎「もらったけどアンタは正危軍じゃないから」
雪妃「おいしー♪」
諏訪魔「美味しいでしょ、シャトレーゼ」
尾崎「試合終わってすぐケーキ食べたの、現役中初めてなんだけど。水も飲まず」
雪妃「血糖値マジやばいんだけどこれ」
諏訪魔「初めての経験ってことで!姐さんドキドキしてるよッ!」
尾崎「今日くらいの試合じゃ平気なのかもねえ」
諏訪魔「どんどんやってやりましょうよ」
尾崎「美味しいね」
諏訪魔「美味しいでしょ。今度また一緒にいきましょう」
尾崎「“また”って。1回も行ってないんだけど。ちょっと馬鹿ァ?!コイツ!」
雪妃「ごちそうさまでした~♪」
諏訪魔「ありがとうございます!」
雪妃「あっ、(諏訪魔の)ベルトにクリーム付いてる!」
尾崎「うわっ……」

(※諏訪魔がベルトに付いたクリームを指ですくって口にいれる)

雪妃「うわぁ~……」
尾崎「うわっ!ヤダぁ~、試合終わって手も洗ってないのに。バイキンだよ、それ」
諏訪魔「大丈夫大丈夫。愛がこもってるんで。まあそういうことで」
尾崎「頑張って石川修司連れてきたら?」
諏訪魔「やりましょう!まだまだ続きましょう!ありがとうございました!」

(※尾崎がシャトレーゼの箱に入った大量のケーキを発見する)

尾崎「まだケーキいっぱいあんじゃん!」
雪妃「もしかしてこれ、諏訪魔が買ってきたんじゃなくて誰かが買ってきたの差し入れを流用したんじゃないの?!自分が買ってきたフリして!」
諏訪魔「いやいや!俺が買ってきたんだよ!」
雪妃「騙されるところだった!私たちのために買ったんじゃないじゃん!シャトレーゼがスポンサーなの?騙された!」
尾崎「カメラ押さえて、これ!(※大量のケーキ)」
諏訪魔「違うよ、違うよ……」

第3試合

青柳が入場するなり黒潮が背後からイスで殴りかかるが、避けた青柳が鉄柵に叩き込んでいく。そのまま場外乱闘が続き、黒潮がリングに投げ入れるとボディへのパントキックを叩き込む。
青柳は膝立ちエルボー連発も黒潮がバズソーキック。さらに腕をリングに叩きつけフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。再々々度フォールも2。再々々々度フォールも2。

黒潮は腕へのバズソーキックからキーロック。そのまま巻き投げていき、グラウンドで絞り上げるが青柳はロープに足を伸ばしブレイク。

黒潮は場外に投げ捨て、カウント9で青柳はリングへ。

黒潮はジャケットパンチ連発から腕へのミドルキック。ロープに振ってジャケットパンチも、避けた青柳がジャンピングエルボーで倒す。
青柳は串刺しジャンピングエルボー連発からコーナーに上り、ダイビングクロスボディからフォールも2。

青柳はバタフライロックからエンドゲームも黒潮はロープを掴みブレイク。

青柳は髪を掴んでバックを取るが、黒潮はリストを捻っていく。青柳のエルボーと黒潮のジャケットパンチの打ち合いから青柳がエルボー連打。黒潮がミドルキックからトラースキックも、キャッチした青柳がバックドロップで叩きつけフォールも2。

青柳はロックボトムからフォールも2。

青柳はコーナーに登り、ダイビングエルボードロップからフォールも2で切り返した黒潮が腕ひしぎ。青柳はそのまま潰してフォールも2。

黒潮は腕へのミドルキックからトラースキックも、キャッチした青柳にバズソーキック2連発。
黒潮はバズソーキックを改めて叩き込み、引き起こしてトラースキックからフォールも2。

黒潮は走り込むが、避けた青柳が串刺しドロップキック。黒潮が避けてレフェリーに誤爆し、黒潮がこのすきに場外からイスを持ち込み殴りかかる。これを奪った青柳はイスをリングに投げ捨て、ガットショットからレフェリーを起こそうとするが、背後から黒潮が急所攻撃。さらに青柳の脳天にイスを叩き込み、イケメンスラッシュからレフェリーを引きずってフォールし3カウント。

黒潮「おい、俺に、ブーイングしました?おい、おい、おめーよ、ずっと俺のことおちょくってたな。おい、これでわかっただろ?俺とお前の違いが。ほんでよ、もう今日の試合でな、きっと、お前、本気で俺に勝ちたくなっちゃったんじゃないの?おい、テメー最近何やってんだか知らねーけどよ、俺がお前の、目を覚まさせてやるよ。来月、後楽園で、もういいだろルール。ルールいらねーだろお前。ノーDQでいいよ。なんでもありでこいつと、マジで決着つけてやるよ!もうこいつとはそれっきりだよ!オイ!なんとか言ってみろコラ」
青柳「おいうるせー。殺してやるよお前」
黒潮「来月俺対青柳、ノーDQマッチ、オイ、全日本、組めよ」

<試合後コメント>

黒潮“イケメン”二郎
「まあこんなもんでしょ……って言いたいところだけど、久々にメチャクチャやってて楽しかった。メッチャクチャ楽しい。うぜーが勝ってるけど。これで火が点いたろ?なんかスカしてる感じで俺の相手してたけど、これでもう逃げられねーだろ。来月闘うと思ってなかったから、多分来月の後楽園までは闘うことないんだよな。だから、来月の後楽園まで一切かかわらない。で、来月後楽園でちゃんとボコボコにしてやる。お前、この1年位で一番楽しいんじゃないの?じゃなかったらおかしいね。相手はこの黒潮TOKYOジャパンなのによ」

青柳優馬
「いいですよ。おい黒潮TOKYOジャパンがあそこまでやる気になるのはなかなか珍しいことじゃねーか。俺もなかなかキレてるぞ。黒潮TOKYOジャパン、怒ってるのはテメーだけじゃねーからな。ぶっ殺してやるよ。なんでもやってやるからな」

第4試合

先発はMUSASHIと男児。ロックアップから男児がロープに押し込むが、切り返したMUSASHIがクリーンブレイク。
四方にアピールするMUSASHIを男児がショルダータックルで倒しフォールも2。
MUSASHIは吉岡にタッチ。男児も土井にタッチ。

土井がサミングからロープに飛ぶが、吉岡が高速ローププワークからドロップキック。
だが土井もロープに飛んでドロップキック。土井は阿部にタッチ。

阿部と土井はロープに振っていくが、吉岡とバックの取り合いから阿部が出てきてビンタを放つと土井に誤爆。吉岡は阿部にビンタから立花にタッチ。

立花はナックルを打ち込んでいき、ヘッドバッドからコーナーに振って串刺し攻撃。避けた阿部が回転浄土宗からサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
阿部は男児にタッチ。

男児はストンピングからエルボー。エルボーの打ち合いになり、男児が担ぐとバックブリーカードロップ。フォールも2。
男児は逆エビ固めで捕らえ、立花はロープを掴むがブレイクしないのを見て光留が引き剥がす。
男児はストンピングから光留にタッチ。

光留は男児にダブルを要求するが男児はリング下に降りて応じず。立花のエルボーに光留はソバット。光留はミドルキック連打からコーナーに振って串刺しミドルキック。さらに水車落としからフォールも2。
エルボーの打ち合いから立花がエルボー連打。光留がハイキックから立花がエルボー。男児が出てきてエルボーで倒し、背中にストンピングを落とすと光留が引き起こしてガットショット。さらにダブルのブレーンバスターを狙うが、耐えた立花が男児にヘッドバッドから光留にDDT。さらに男児をボディスラムで光留に叩き込みHAYATOにタッチ。光留も阿部にタッチ。

HAYATOがチョップも阿部が首投げからサッカーボールキック。エルボー合戦から阿部がビンタ。阿部のビンタとHAYATOのエルボーの打ち合い。HAYATOがチョップからガットショット。阿部がビンタからロープに振っていくが、HAYATOが高速ロープワークからバックエルボーで倒し、場外に転がった阿部へトペを狙うかに見せてリング中央に着地。男児が出てきてショルダータックルでHAYATOを倒し、出てきた立花とエルボー合戦からロープに飛ぶが、立花が追走エルボーからローリングエルボーを叩き込み場外に投げ捨てる。そこへ立花がトペを狙うが、土井が場外から足を掴んで引き倒す。
MUSASHIが土井にトラースキックも、キャッチした土井がガットショットから阿部とともにロープに振るが、MUSASHIとバックの取り合いから阿部がビンタも土井に誤爆。
MUSASHIがキャプチュードで阿部を投げ捨て、場外に固まった選手たちへMUSASHIがノータッチ・トペコンヒーロ。さらに吉岡がケブラーダを発射する。そこへHAYATOもスワンダイブプランチャを投下。
HAYATOはスワンダイブギロチンドロップからフォールも2。
HAYATOはシド・ヴィシャスを投下するが、阿部が避けて自爆。
HAYATOのチョップに阿部がエルボー。阿部がロープに飛ぶがHAYATOが追走ドロップキックを突き刺しロープに飛ぶが、阿部もドロップキックで迎撃するとアサルトポイントも2。
阿部は伊良部パンチからお卍固めで捕らえでギブアップを奪った。

HAYATO「阿部ちゃん、俺をこんなめにあわして、何か言う事あるんじゃねーの?(阿部がリングに戻ってくる)俺の、欲しい答えを聞かせてもらおうか?」
阿部「HAYATO選手いや、HAYATOちゃん。あなたのほしい答えはわかりますそして、そこは尊敬を込めて俺から言わせてください。ライジングHAYATO、お前の持ってる世界ジュニアヘビー級に、挑戦させてください。ただ!俺が、一番」

<試合後コメント>

ライジングHAYATO&立花誠吾&MUSASHI&吉岡世起&田村男児&佐藤光留&土井成樹&阿部史典
(※阿部が1人現れてコメント開始)
阿部「私が言いたいことを悟ってくれたライジングHAYATO。世界ジュニアを持つのベルトに私が挑戦する。それを察してくれて、あ……」

(※光留&男児が乱入して騒ぎ始めると、これを追って立花、土井、吉岡も乱入してきて全員でワイワイガヤガヤ大騒ぎ)

MUSASHI「おいおいおーい!待て待て!俺だってベルトに興味あるぞオイ!世界ジュニア、アジアタッグ、興味あるぞ!」

(※MUSASHIが入ってきた瞬間に全員が白けて無言でMUSASHIを見つめたあと、MUSASHIを無視して再び6人で言い争いを再開しながら退場していく)

MUSASHI「……おーい!おい……また1人ぼっちかよ。俺が来る前までみんなで俺が挑戦、俺が挑戦ってやってたよなあ、オイ……」

(※ライジングHAYATOがゆらりと現れる)

HAYATO「ごめんね。ちょっと大事な話があるから、先に帰ってもらっていいかな?」
MUSASHI「じゃあ俺もここで聞いとくわ」
HAYATO「大丈夫」
MUSASHI「……カッコいいなあ、カッコいいなあ、クソッ」

(※MUSASHIが先に退席)

HAYATO「次は、阿部史典だよ。この俺に勝って、勝ったのに、何も言わずに帰っていく。これほど悔しいことはないし、恥ずかしい思いも無いよ。阿部は多分、根っからの悪い人間じゃないかって思えるくらい、今日やったことは許せない。俺に興味がないのは許せるけど、世界ジュニアに興味無さそうなのは許せない。だから、阿部史典を倒す。俺がイチバンだよ。Let‘s PUNK」

第5試合

ロックアップから本田がコーナーに押し込みクリーンブレイク。
再度ロックアップから本田がコーナーに押し込もうとするが、EC3が切り返してクリーンブレイク。
再々度ロックアップからリストの取り合いへ。本田がヘッドロックで捕らえ、ショルダータックルで倒す。
EC3は笑顔で拍手し、ガットショットからヘッドロック。ショルダータックルで倒し、ロープに飛ぶが本田がアームホイップからショルダータックルで吹っ飛ばす。そのまま場外乱闘へ。

リングに戻り、EC3が組み付いてコーナーに叩き込み、串刺しジャンピングラリアットからロープに振ってジャンピングエルボー。ストンピングを足に連打し、引き起こすと逆水平チョップ。本田がエルボー連打で返し、ロープに振ろうとするが切り返したEC3が大外刈り。
EC3はフィストドロップからフェイスロックで捕らえ、そのまま巻き投げる。
本田をロープに押し込み、ロープに飛んで背中へのスライディングラリアット。本田はダウン。

EC3はストンピングからバックドロップで叩きつけフォールも2。EC3は再度フォールも2。

EC3はスリーパーで捕らえるが本田は力任せにバックドロップ。
本田はランニングエルボー連発から串刺しラリアット。ロープに振ってスパインバスターからフォールも2。

本田はバックを取るが、バックエルボーで逃れたEC3がロープに振ってルーテーズプレス。
さらに投げようとするが、本田が突き飛ばしてスピアー。
本田はロープに飛ぶもラリアットの相打ちに。本田は改めてラリアットで叩き伏せフォールも2。

本田はファイナルベントを狙うが、コーナーで耐えたEC3が走り込んできた本田を足を伸ばしてカットし、担ぎ上げるが着地した本田がジャーマンスープレックスホールドも2。

場外に転がったEC3を本田がカウント8でリングに戻し、エプロンに登るがEC3はDDT。
EC3は投げようとするが、本田がリバースすると走り込む。だがラリアットの相打ちとなり、2回目はEC3が打ち勝ちフォールも1。

EC3はワン・パーセンターからフォールも2。

EC3はダブルアーム・パイルドライバーからフォールし3カウント。

<試合後コメント>

本田竜輝
「ああっ!ああ~っ!クッソ!EC3に負けたァ!中々、世界を知る男はそう簡単じゃねーな。ただなあ!この全日本プロレスは世界一の団体。そして世界一のリングだ。このまま俺は全日本の頂点狙っていくぞ。あぁ、クソッ!」

EC3
「カメラは回っているか?ならこの “オーバーマン”について話してやろう。俺はNWA王者として歴史を作る男だ。NWAとオールジャパンの歴史はそれはそれは深いものだ。世界でも名が知られているこのオールジャパンに俺は必ず戻ってくる。偉大なるプロフェッショナル・レスリングがこのリングにはまだ生きている」

第6試合

お互い突き飛ばしあい場外乱闘で試合開始。
リングにレイとオディンソンが戻り、レイがストンピング連打からロープに飛ぶが、バロウが場外から足を掴んで倒し、オディンソンがニードロップ。さらにロープに飛んで顔面にニードロップから背中へスクリューエルボースマッシュ。フォールも2。
オディンソンはコーナーに振ってバロウにタッチ。

オディンソンが串刺しエルボースマッシュからバロウが串刺しボディスプラッシュ。さらにオディンソンがフルネルソンバスターから、オディンソンがバロウを担いでレイにデスバレーボム。フォールもジュンがカット。

バロウはセントーンからエルボードロップ連発。引き起こしてオディンソンにタッチ。

オディンソンはガットショットから首投げで倒し背中へのニードロップ連発。
オディンソンはロープに飛んで背中へのスクリューエルボースマッシュ。フォールも2。
ストンピングからバロウにタッチ。

レイはチョップもバロウが突き飛ばしてから担ぎ上げて背後に投げ捨てる。
バロウはコーナー際で上に乗って踏みつけ、これを離すと引き起こす。
レイのチョップとバロウのダブルチョップの打ち合い。ロープに飛んでラリアットの相打ち連発からレイのラリアットを避けたバロウがショートレンジラリアットからフォールも2。
バロウはチョークスラムを狙うが、着地したレイがビンタから、ジュンが背中にランニングエルボー。レイはジュンにタッチ。
バロウもオディンソンにタッチ。

ショルダータックルのぶつかりあいからエルボー合戦。オディンソンがエルボースマッシュも、ジュンがチョップからロープに振ろうとする。逆にオディンソンが振るもジュンはスピアーを突き刺しフォールも2。
ジュンは引き起こすがオディンソンはドロップキックからロープに飛ぶも、ジュンがカニバサミで倒すとレイがエプロンを走り込んでケンカキック。ジュンがジャックハマーからフォールも2。
オディンソンをコーナーに振ってジュンが串刺しバックエルボー。レイが串刺しボディスプラッシュからダブルのアームホイップで叩きつけフォールもバロウがカット。
レイがバロウにヘッドバッド連発。レイがオディンソンを肩車しジュンがコーナーに登るもバロウがエプロンから突き飛ばして落下させ、オディンソンはレイにショートレンジラリアットでなぎ倒す。

レイをバロウが担ぐと、オディンソンもジュンを担ぎ、そのまま対角線を走り込みジュンとレイを叩きつけ合う。
バロウがジュンを肩車し、オディンソンがコーナーに登るがレイが突き飛ばしてカット。
ジュンとレイでバロウを合体チョークスラムで叩きつけ、オディンソンはジュンとレイに交互にチョップを叩き込んでいくが、レイがビンタからジュンがラリアット。レイは肩車し、ジュンがコーナーに登るとDOOM(=ダブルインパクト)。これで3カウント。

レイ「世界タッグ、防衛したぜ!この俺、斉藤レイが、復帰してから、復帰してチャンピオンになってから初の防衛だ。素直に嬉しいぜ。そして、ジ・エンドのバロウ、アンド、オディンソン。いい、ファイトだった。いやなかなか、化け物じみた奴らで、ちょっと危なかったぜ。なんだ?何か言いたいのか?どうする?渡すか(マイクをジュンに渡す)」
ジュン「時はきた。甘いもののお時間だ。(本部席を見て)それを、俺に持って来い。どれを食べようか考えていたが、やっぱり、おまんじゅうと大福を一口だ。いただきます!(笑顔で実食する)美味い!」
レイ「どうだ美味いか?良かったな。おい、俺達、斉藤ブラザーズは、言いたいことがある。俺達は、これから(甘いものを食べるジュンへの声援を聞いて)ちょっと集中させてくれ。いいか?俺達斉藤ブラザーズは、これから、全日本プロレスの残りのベルト、全て制覇することに、決めた。全てのベルト、奪い取ってやるぜ。だがな、俺達2人とも、ジュニアに挑戦することができねーし、まあ105kg以上あるからな。それに、2人、2人だけだから、6人タッグに挑戦することもできねー。そこでだ、俺達斉藤ブラザーズは、ある、男と、利害が、一致した!入ってきてくれ!カモン!」
(土井成樹がリングへ)
土井「どうやら斉藤ブラザーズ、ゼンニチ新時代のメンバーよりも、俺を選んだみたいやな!俺やろオイ!オイお前らに一つ言っといたるわ。これからは、俺達3人で、斉藤ブラザーズや!おかしいかオイ?なんか俺おかしいこと言ったか?一つ教えといてやるわ。俺のおかんの旧姓は、サイトウっていうんや。だから俺はこれから、“Mr.サイトー”土井成樹でやっていくからな~!俺やろ~オイ!これから俺達3人、斉藤ブラザース、楽しみにしとけよ!DOOM!」

<試合後コメント>

パロウ&オディンソン
パロウ「俺達はこのオールジャパンに戻ってくるために努力をしたんだ。だが、世界的なパンデミックがそれを阻んだ。だが、あのベルトが俺達を呼んだんだ。あのベルトは俺達に必要なものだ!あのベルトは俺達のためにある!」
オディンソン「いいか!THE ENDはまだここにいるぞ!」

斉藤ジュン&斉藤レイ&土井成樹
土井「オールジャパン!見たかオイ!俺たち3人でSAITO BROTHERSやオイッ!俺たち3人、斉藤ジュン、斉藤レイ、“Mr.サイトー”土井成樹でやっていくからなオイッ!世界ジュニア誰が持ってんねや?ライジングHAYATOか?いつでも行ったるからな!これから3人であらゆるベルト、狙っていくから楽しみにしといてくれや」
レイ「今リングの上で言ったとおりだ。まずはこの世界タッグ、しっかりと防衛したぜ!THE END、パロウとオディンソン、中々怪物じみた強さだった。だが、俺たちお互いにまだまだやり足らねえだろ。またやろうぜ。楽しみにしてるぜ!」
ジュン「どんどんやっていこうぜ。Mr.サイトーと一緒に。6人タッグでもやっていきたい」
土井「おう、行ってるで行ってるでぇ~!」
レイ「これからはこの俺、斉藤レイ!兄の斉藤ジュン!そしてMr.サイトー!この3人でやっていくぜ!楽しみにしてろ!」
3人「「「DOOM!!!」」」

第7試合

ロックアップから安齋がロープに押しこみクリーンブレイク。
手4つをフェイントに宮原が片足タックルも、これを切った安齋とリストの取り合い。
安齋がヘッドロックも宮原がリストを捻ってグラウンドとなり、ヘッドロックで捕らえるが安齋はヘッドシザースで抜けて距離を取る。
安齋がバックを取るも宮原が腕を取ってロープに押しこみチョップ。さらに走り込むが安齋が避けてエプロンに落とすとエルボーで場外に落とし、エプロンを走り込んでのダイビングニー。場外で安齋が鉄柵に叩き込み、エルボーからリングに投げ入れようとするが宮原は崩れ落ちる。
安齋は再度鉄柵に叩き込もうとするが、宮原が逆に叩き込んで走り込むが、安齋がエルボーで迎撃し鉄柵からスワンダイブも宮原はビッグブーツで迎撃する。
宮原はヘッドバッド連発から花道でのDDT。

リングに戻り、安齋がロープに振るが宮原が低空ドロップキックからロープに飛んで側頭部にドロップキック。
宮原がビッグブーツ連発からヘッドバッドを叩き込み、ロープに飛ぶが安齋はキャッチしフロントスープレックス。
安齋は串刺しジャンピングエルボーからダブルアームスープレックスで叩きつけフォールも2。

安齋はコーナーに登るが、宮原がビッグブーツで場外に落とし、エプロンでの攻防になると安齋が裏投げで叩きつける。

カウント9で宮原はリングに戻るが、大の字になったままの宮原はロープを掴んでなんとか起き上がる。
そこへ安齋は串刺しジャンピングエルボーを叩き込み、エルボー連打も宮原は受けながら前に出てロープに押しこむ。だが安齋はバックを取るが切り返した宮原とエルボー合戦。
膝をついた安齋に宮原は膝蹴り連発。立ち上がった安齋とエルボー合戦から安齋が投げ捨てジャーマン。だがすぐに宮原が垂直落下式ブレーンバスター。両者ダウン。

宮原はコーナーに乗せ正面に登る。安齋はエルボーからダブルアームの体勢も、耐えた宮原がエルボーから雪崩式ブレーンバスター。
宮原はブラックアウトからロープに飛ぶが、安齋がデスティーノ式スリーパー。宮原はロープに足を伸ばしブレイク。

安齋はロープに振っていくが、宮原はロープを掴んでタイミングをズラすとラリアットでなぎ倒す。
宮原はシャットダウンを狙うが、逃れた安齋が走り込んできた宮原にジャンピングニー。さらにロープに振ってジャンピングニーからフォールも2。

安齋はジャーマンスープレックスホールドも2。

安齋は担ぐが、着地した宮原がその場飛びブラックアウト。両者ダウン。

宮原がロープに飛ぶが安齋がドロップキック。安齋がロープに飛ぶが宮原がラリアット。
安齋は走り込むが、宮原はその場飛びブラックアウトで迎撃。
宮原はブラックアウトからフォールも2。
宮原はシャットダウンを狙うが、耐えた安齋がブラックアウトもキャッチしてからエルボー。ロープに飛ぶがブラックアウトとジャンピングニーの相打ちとなり、なんとか安齋がコーナーに下がると、背中へのジャンピングニー。

安齋は引き起こして肩車するが、着地した宮原がシャットダウンを狙う。逃れた安齋が掟破りのシャットダウンスープレックスからジャンピングニーを突き刺し、ギムレットで叩きつけ3カウント。

安齋「三冠、防衛したぞ!今日、今日、勝ったけど、俺は、あの人をこれで超えたなんて全然思ってない。それだけ、あの人がスゲーから。ただ!追いかけてた背中に、少しは近づけたかな。俺は、まだまだ、このベルト、手放したくない。このベルトを持ってれば、いいことも悪いことも(鈴木秀樹がリングへ上がり、安齋を睨みつけベルトを触ってすぐにリングを降りる)俺は別に、誰が挑戦者だって受けてやる。俺もまだまだこのベルト負けたくない。今日簡単に負けちゃいけない理由が一個できたから。試合もそうだ、他にも、記録とか、歴史とか、時代とか、全部全部闘って、俺はこのベルト、ずっと守り抜く(南側客席に本田竜輝が現れリングへ)」
本田「安齋防衛おめでとう。今言った通り、お前は今1人で闘ってくだとか、ベルトを守っていくだとか言ってたけど、俺と、この俺本田竜輝と、安齊勇馬、この全日本プロレスで目指している方向は一緒のはずだ。俺はこの全日本プロレス、世界一のリングだと思ってる。俺はいつだって、その三冠のベルトを狙ってるし、これからも俺等2人で高め合っていこう。一緒にやってこうぜ」
(HAYATOがリングへ)
HAYATO「安齋、全日本プロレスの歴史や時代と戦うんだよね?俺は、全日本プロレスジュニアの、固定概念を全部ぶっ壊したいと思ってる。お互いの、主義思想が近いなら、一緒にやっていこうよ。嫌ならいいけど」
(綾部がリングへ)
綾部「ライジングHAYATO(マイクが入っていなくて拗ねる)ライジングHAYATO、本田竜輝、安齊勇馬、なんかめちゃくちゃ、楽しそうなメンバーが集まってんの見てさ、俺も来ちゃった(笑)このメンバーが集まったら、どんな事になるか考えたらさ、めちゃくちゃワクワクしない?」
安齋「今まで散々新時代だ新時代だ言ってきたけど、今日、この瞬間が時代が変わる一歩目だ。みんなが見たことない景色や、想像もできない事、俺達で全日本プロレスに起こしていくから、これからも全日本プロレス、俺達のこと見ていてください。俺との、約束です」

<試合後コメント>

本田竜輝
「安齊が時代と闘っていくとか言ってたけど、俺もアイツに負けてられないし、今日リング上に集まったメンバーで全日本でどんどんおもしろいことやってくし。俺はいつだって安齊が持ってる三冠のベルトを狙ってる。俺はこの全日本プロレスは世界一の団体だと思ってるから、負けてられねーぜ」

綾部蓮
「リング上で言った通り。ライジングHAYATO、本田竜輝、そして安齊勇馬っていうメチャクチャ楽しそうなメンバーがリング上に集まってたから思わず行っちゃったよね。このメンバーが集まったらどうなるかって考えたらメチャクチャワクワクしちゃってさ。今後はどうなるかわからないけど、ワクワクが止まらなくて仕方ないよ」

ライジングHAYATO
「リング上でも言ったけど、安齊勇馬とは主義・思想が近い。だから行かせてもらったよ。俺達は仲良しこよしは嫌いじゃないけど、今は必要ないと思ってる。あの3人後からも借りて、今まであった全日ジュニアの固定概念を全部ぶっ壊してあげるよ。Let‘s PUNK!」

安齊勇馬
「三冠ベルト、防衛……!あの宮原健斗に勝っての防衛、メチャクチャ嬉しい!だけどこの1勝で『宮原健斗を超えた!』『俺の時代だ!』って言うほど俺は馬鹿じゃない。やっぱりあの人と闘って改めてスゴさと背中のデカさを実感しました。俺は本当に幸せだと思う。この全日本プロレスに入門して、このリングで戦えて、同世代には最高で最強な仲間やライバルがいて、そして上にはあんなに強くてカッコいい人達がいる。俺はまだまだ成長できるし、この全日本プロレスのリングでプロレスがしたいってメチャクチャ思いました。次、防衛戦、あの感じ、きっと鈴木秀樹でしょ。俺はあの人にまだ直接勝ったことがない。ただ、今日の1勝で俺はまた負けられない理由ができたから。どんな試合になろうと、どんな人でも必ず俺が勝って、この三冠ベルト防衛してみせます。今日はありがとうございました!」

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