烏蘭壩国家級自然保護区でナベコウが繁殖 中国内モンゴル自治区

烏蘭壩国家級自然保護区でナベコウが繁殖 中国内モンゴル自治区

 【新華社赤峰5月30日】中国内モンゴル自治区赤峰市巴林(バイリン)左旗にある烏蘭壩国家級自然保護区でこのほど、国家1級保護動物ナベコウのひな4羽が誕生した。

 パトロール隊員が今年4月にナベコウを確認しており、保護区内にすみ着いたつがいが卵をかえしたとみられる。同保護区で定着と繁殖が確認されたのは初めて。ナベコウは大型の優美な鳥で、腹が白いほかは全体に黒色で、くちばしと脚は赤い。生息地の変化に敏感なため、環境評価の指標となることもある。保護区が繁殖地となったことは、環境の持続的な改善を示している。(記者/達日罕)

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