パラ陸上・山本篤選手引退発表 パラリンピックで3つのメダル 静岡・掛川市出身

静岡県掛川市出身で、パラリンピックであわせて3つのメダルを獲得した、山本篤選手が現役引退を発表しました。

掛川市出身の山本篤選手は現在42歳。掛川西高校時代の交通事故で左足を失いました。

その後パラアスリートとして活躍し2008年の北京パラ・走り幅跳びで義足の選手として、日本人選手初のメダルとなる銀メダルを獲得。2016年のリオでも、走り幅跳びと4×100メートルリレーで2つのメダルを獲得しました。

県内でも小学生への陸上指導を行うなど、パラスポーツの普及にも務めてきました。真剣勝負の対決に子どもたちも大きな刺激を受けていました。

山本選手は「勝つことにこだわってきましたが、世界で戦うメダルを狙うことを考えると厳しいと感じています。22年競技を続けられたのは、 たくさんの方に力をもらったおかげです」とコメントしています。

© 静岡朝日テレビ