酒に酔って東海道線、川崎で降りるはずが最終的に「国府津」まで行ってしまった女性

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酔っぱらって寝過ごした経験はあるだろうか。なかには終電を逃し、高額なタクシー代を支払う羽目になった人もいるようだ。

神奈川県の50代後半の女性(事務・管理/年収900万円)は、「もう20年も前のことです」と自身の寝過ごしエピソードを振り返った。

「休日の昼間に友人の寿司屋に行き、そこで常連のおじいちゃんに絡まれ、悪酔いしました」

かなりつらそうな様子だが、このあと女性はどうなったのだろうか。(文:長田コウ)

小田原で目が覚めて再度東京方面に行こうとしたはずが……

店を出たのは18時で、「横浜から東海道線で1駅の川崎に帰るはず」だった女性。しかし悪酔いの影響か熟睡してしまい、起きると「小田原」にいたそうだ。このときの時刻は21時。横浜を起点にすると、川崎と小田原は反対方面になる。ということは、終点の東京で折り返し、さらに反対側の終点の熱海で折り返したのだろうか。慌てて、川崎に戻ろうとした女性だが……。

「東京行きの東海道線に乗り、今度は寝過ごさないようにと思ったのですがまたもや寝過ごし、今度気付いたら国府津でした。しかも終電で帰る電車はなし」

小田原から国府津は2駅である。女性はおそらく、終点の東京まで行き、再度折り返した結果、国府津で目を覚ましたのだろう。

帰る手段を失った女性は、「仕方なく駅前にいたタクシーで自宅まで」帰ったそう。かかった金額は3万円ほどと痛い出費だったが、「優しい運転手さん」に次のように言われたのだった。

「経緯を説明すると『このタクシー代が勉強代だと思って繰り返さないことだね』と笑いながら言ってくれました」

それ以降、女性は反省したようで、

「寝過ごすほど飲みすぎることなく楽しく嗜んでいます」

と結んだ。

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