星野源・新垣結衣が“不倫”完全否定…暴露系インフルエンサーにSNSユーザーもソッポか

本人の完全否定の効果は抜群だ(C)日刊ゲンダイ

歌手で俳優の星野源(43)が5月29日未明、パーソナリティーを務める「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)に出演。暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソの投稿に端を発する自身の不倫疑惑を完全否定した。

騒動の発端は、暴露系インフルエンサーの滝沢ガレソ氏が自身のアカウントが、星野が不倫をしていると想起させる文章を掲載したこと。これに対しては星野の所属事務所アミューズがすでに否定する声明を出しているが、同番組で星野は「改めて言いますね。100%、1つもやってません」と、降ってわいた疑惑を否定した。

また、この日の放送では妻で女優の新垣結衣(35)が電話で生出演。「私たちもなんでこんなことが起きているのか、私たちが一番分からない」と率直な感想を吐露した。夫婦そろって疑惑を否定したことで、X(旧ツイッター)には《声明文事務所から出したって形式的なものだって信じない人もいるし、結論本人の発言が最強だな》といった投稿が噴出しており、もはや滝沢氏の立つ瀬はない状況だ。

特に、新垣の出演に対しては《ガッキーが急に?話しだした瞬間ちょっと泣きそうなった》といった、新垣がメッセージを出したことに感銘を受けたとする声も。今回の情報発信により騒動は完全に沈静化した格好だが、ITジャーナリストの井上トシユキ氏は、これまでの芸能界ではあまりなかった「本人による完全否定」が、今後、暴露系インフルエンサーによる騒動が起きた際の「勝利の方程式」になるのではないかと指摘する。

「暴露系インフルエンサーは、今までのような『事務所が訴訟をちらつかせる』という手法では、『懲りない』という特徴があります。今回の2人の情報発信はアミューズの後ろ盾があったからこそ実現したという面は否定できないと思いますが、それでも、『本人による完全否定』の方が効力があるという例だったと思われます。毅然として否定するという『宣言』が力を発した結果と言えるのではないでしょうか」

暴露系インフルエンサーへの必殺技が完成したとなると、今後、これらのアカウントが閲覧数を稼ぐことは難しくなっていくのだろうか。

「今後というか、すでにその兆候は出ているのではないでしょうか。SNSの反応を見る限りですが、暴露系へのユーザーの反応が以前よりも悪いように感じます。恐らく、暴露系が放つ情報が陳腐化していると感じているのでしょう。そのような状況下で本人たちが、特に新垣さんが否定したわけですから効果は抜群でした。恐らく、事務所側もSNSの『空気』を感じており、『今、本人たちを出せば圧勝できる』という感覚はあったのではないでしょうか」(同)

暴露系インフルエンサーが食えなくなる日は、それほど遠くなさそうだ。

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