トランプ氏不倫口止め裁判、陪審の評議初日は結論出ず 30日再開

Luc Cohen Jack Queen Andy Sullivan

[ニューヨーク 29日 ロイター] - トランプ前米大統領が不倫口止め料を不正に会計処理したとされる事件の公判が29日、ニューヨーク州地裁で陪審員による評議が始まったが、この日は結論が出ないまま終了した。評議は30日に再開される。

評決には12人の陪審員全員の合意が必要で、評議にかかる時間は不明。陪審員の意見が一致せず、結論に達しない場合は審理無効となる。

トランプ氏は2016年の大統領選直前、同氏と性的関係を持ったと主張するポルノ女優ストーミー・ダニエルズさんへの口止め料支払いを隠すため業務記録を改ざんしたとして罪に問われ、無罪を主張している。

トランプ氏は法廷の外で記者団に「全てがでっちあげだ」などと述べた。

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