認知症で別人のようになった父・藤竜也 二転三転する発言に翻弄される子・森山未來 「大いなる不在」予告

2024年7月12日より劇場公開される、「コンプリシティ/優しい共犯」に続く、近浦啓監督による長編第2作「大いなる不在」より、森山未來演じる卓が、藤竜也演じる認知症で別人のようになった父と久々に再会し、父の二転三転する発言に翻弄される姿を捉えた、予告編映像が公開された。

映像は、110番通報の「事件ですか?事故ですか?」と問いかける警察の音声に対し、父・陽二が「事件です」と答える、緊張感漂うシーンから始まる。場面は変わり、卓が父に、行方不明となった義母の直美の行方を尋ねると、父は「自殺しましたよ」と答える姿が収められている。息子の卓は、妻の夕希(真木よう子)とともに、父と義母の自宅を訪れ、彼らに何があったのかを探り始めるが、そこに残されていたのは、大量の手紙やメモだった。

父を知る人たちから話を聞き、次第に父の人生をたどっていくこととなった卓。さらに、“初めて父の記憶に触れ、私はいま初めてあなたを知りたいと思った”という、卓の心情を表すナレーションも聞くことができる。

「大いなる不在」は、森山未來と藤竜也が子と父を演じるサスペンスヒューマンドラマ。幼い頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まる。しらせを受け、卓(たかし)は久しぶりに父の元を訪ねるが、そこには認知症で別人のように変わった父の姿があり、父の再婚相手の義母は行方不明になっていた。卓は、父と義母の生活を調べ始めるというストーリーが展開される。

【作品情報】
大いなる不在
2024年7月12日(金)よりテアトル新宿、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
配給:ギャガ
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