大谷翔平、9試合ぶり14号!不振を脱却する得意の逆方向弾

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地5月29日、敵地メッツ戦に2番・DHでスタメン出場。8回の第5打席で14号2ランを叩き込んだ。

ここ9試合は37打数7安打(打率.189)、長打は2本のみで本塁打なしと当たりが止まっている大谷。この日の第1打席は真ん中のボールを逆方向にうまく流したが、ここは相手左翼の好守にはばまれて安打ならず。3回目に回ってきた2打席目でもセカンドゴロに終わった。 ゲームはドジャースが2点を先行し、そして5回表。1死一塁の好機で大谷に第3打席が回ってくる。牽制が悪送球でランナーが二塁に行った後、大谷は真ん中のボールをはじき返してセンターへ抜ける当たりで、5試合ぶりのタイムリーヒットを記録した。

しかしドジャースはその後同点に追いつかれ、3対3で7回の第4打席。前打者ムーキー・ベッツが四球で出塁し1死一塁の場面で、大谷はボール球もかまわず果敢に振りに行き、結果として空振り三振に倒れてしまう。

だが8回の第5打席、ついに待望の一発が出る。2死二塁でアウトコースのボールを振り抜いた一打は、大谷らしい逆方向への一発。このホームランでドジャースは一挙に9対3とメッツを突き放した。

構成●SLUGGER編集部

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