パリ五輪世代・斉藤光毅に「スタメン確約」の移籍先浮上?上田綺世と共闘説も…

斉藤光毅 写真:Getty Images

オランダ1部スパルタ・ロッテルダム所属FW斉藤光毅は、今年6月のアメリカ遠征におけるU23日本代表メンバー入り、そしてパリ五輪出場が期待される逸材。オランダ国内でも高い評価を受けているが、同選手の移籍先候補にPSVアイントホーフェン、FW上田綺世擁するフェイエノールトなどが浮上している。

現在22歳の斉藤は、横浜FCの下部組織出身。2022年夏にベルギー2部ロンメルSKからスパルタへレンタル移籍すると、加入1年目からオランダ1部リーグで7ゴール5アシストと本来のパフォーマンスを発揮。今季はハムストリングの負傷により長期離脱を余儀なくされたとはいえ、公式戦22試合の出場で3ゴール5アシストをマーク。フェイエノールトOBのヴィレム・ファン・ハネヘム氏から「フェイエノールト、アヤックス、PSVアイントホーフェンといったオランダ国内のトップクラブが今年夏に斉藤と契約しても驚かない」と評価されている。

スパルタへのレンタル移籍期間が今年6月までである中、斉藤の去就を巡っては、オランダメディア『RTV』が今月24日にPSVからのオファーを報道。スパルタのTD(テクニカルディレクター)であるヘラード・ネイカンプ氏が「オランダ国外からも多くのクラブが関心を寄せている」と語った上で、残留の可能性がほとんどないことを明かしていた。

そんな中、オランダの移籍情報を専門に扱う『フットボールトランスファーズ』は今月24日に「フェイエノールトは斉藤を高く評価している」とリポート。「主力選手として、FCトゥウェンテ移籍もオプションのひとつ」とした上で、「長期的に成長するためにはフェイエノールト移籍が最適であるが、トゥウェンテはウインガー不足に陥っているため、スタメン確約の可能性は高い」と移籍先候補を比較した。

一方、同メディアはPSV移籍の可能性について「PSVは斉藤を理想的な獲得候補と見なしているが、PSVで出場機会が確保できる可能性、PSVのプレースタイルを踏まえると、あまり適切ではない」と否定的な見解を示している。パリ五輪出場を目標に掲げている斉藤だが、オランダの移籍市場における“人気銘柄”としても注目を集めている。

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