ロシアが平和サミット妨害へ各国に圧力、ゼレンスキー氏主張

[29日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は29日、自身が提唱するロシアとの和平案を協議する来月の「平和サミット」について、ロシアが各国に参加しないよう圧力をかけ、妨害しようとしていると述べた。

同氏は6月15─16日にスイスで開くサミットについて、現在100近くの国と国際機関が紛争解決に向けた「世界的な取り組み」に関わっていると指摘。

「ロシアは懸命にサミットを妨害しようとしているが、もはやそれはできない」とし、「首脳らに圧力をかけ、さまざまな国を不安定化させると公然と脅している。世界がテロ国家に時間を与えすぎた結果の一つだ」と述べた。

その上で、ウクライナ政府や議会などはできるだけ多くの参加者を集め、「真の平和に近づくために必要な非常に効果的な」サミットにするために取り組んでいると強調した。

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