呼子大綱引、伊万里から援軍 6月1、2日 トンテントン関係者招待

昨年11月の県伝承芸能祭で、綱を引き合った呼子大綱引。伊万里トンテントン関係者(右奥)も加勢した=佐賀市のSAGAアリーナ

 豊臣秀吉が肥前名護屋城に陣を構えた頃から始まったとされる国の重要無形民俗文化財「呼子大綱引」が6月1、2の両日、唐津市呼子町で開かれる。今年は県伝承芸能祭で援軍となった伊万里トンテントン関係者を招待する。観光客も飛び入りで参加できる。

 1日のこども綱は午後1時から呼子市民センター前で、大人綱は2日午後1時半から三神社前で行う。加藤清正、福島正則の陣営を東西に分け、船をつなぎとめる綱を引いたとのいわれから、2日午後1時からはゆかりの地の武将隊による演舞もある。

 昨年11月に佐賀市のSAGAアリーナで開催された「第6回佐賀県伝承芸能祭」に出演した際、綱を引き合うのに伊万里トンテントン関係者の力を借りた。関係者を招待し、参加してもらう予定で、呼子大綱引振興会の小林昌克会長(64)は「呼子からの人数では寂しく、伝承芸能祭では手伝っていただいた。伊万里と呼子は近くてもなかなか来たことがないとも聞いた。お互いの祭りににぎわいが出れば」と話す。

 フォトコンテストも開催し、迫力のある写真を募集する。(宮﨑勝)

© 株式会社佐賀新聞社