辺野古の傷害事件から一夜 現場近くの小中学校、保護者同伴での登下校を呼びかけ 外国人の男が逃走中

 沖縄県名護市辺野古の路上で29日夜、20代の外国人男性が刃物のような物で刺され、刺した外国人の男が逃走している事件から一夜明けた30日、発生現場に近い久辺小学校と久辺中学校は保護者同伴で登下校をするよう保護者に呼びかけた。

発生から一夜明けた事件現場付近=30日、名護市辺野古

 同小職員によると、県警が周辺を見回りしていることも考慮し、玄関や窓の鍵を閉めた上で通常通り授業する。

 複数の家庭からは「容疑者が逃走中で不安」「昨夜の騒ぎで眠れなかった」などとして、児童を休ませる連絡があったという。

 名護署によると、逃走中の外国人の男は身長約190センチ、黒っぽいパーカを着ている。(北部報道部・松田駿太)

名護市辺野古の現場近くを調べる捜査員やMPら=29日午後9時50分ごろ(玉那覇長輝撮影)

© 株式会社沖縄タイムス社