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東邦ガスのガス供給子会社、東邦ガスネットワーク(本社名古屋市熱田区)は29日、都市ガス使用量などをAI(人工知能)で適用して将来の空き家を予測し、ガス管の更新計画に活用すると発表した。全国初の取り組みで、地図情報システムの開発などを手掛けるマイクロベース(本社東京都)と連携する。2024年度上期中にシステムを導入し、業務の効率化などにつなげる狙い。
東邦ガスネットワークが保有する住居ごとの都市ガス使用量やガス管の種類、埋設年数などに関するデータを、マイクロベースが開発したAIアルゴリズム「ミラーエ」に活用する。22年9月から約1年半実施した実証実験では、4年後の予測精度が約9割となることを確認した。
東邦ガスネットワークは、同システムの予測を活用し、空き家となる可能性の低いものから経年ガス管の更新対策を進める方針。今後もAI技術を積極的に活用し、もう一段の業務の効率化、高度化を目指す。