米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が29日(日本時間30日)に放送され、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38)がロッキー・ロメロ(41)とのエリミネーターマッチで勝利を収めた。
エリミネーターマッチはロッキーが勝てば挑戦権が発生する試合形式だ。26日(日本時間27日)のPPV「Double or Nothing」(ネバダ州ラスベガス)で竹下幸之介の挑戦を阻止したばかりのモクスリーは、この日はロッキーと同形式で対戦した。
それにしてもモクスリーは新日本プロレス6月9日大阪城ホール大会ではEVILとのV4戦が控えているのだが、AEWマットでは次から次へと挑戦者候補が登場。加えて新日本参戦歴の長いロッキーがここに来てIWGP世界王座に興味を持っていたとはまったくの初耳で、火事場泥棒の匂いがプンプンする。
竹下との抗争によって負傷した左腕を集中的に攻められたモクスリーだったが、雪崩式ブレーンバスターで反撃を開始。左腕にミドルキックを浴びながらもスタナーを決めていく。
粘るロッキーの腕十字固めも、巧みに体を入れ替え踏みつけて脱出。強烈なラリアートで吹き飛ばすと、最後は代名詞のデスライダーで3カウントを奪ってみせた。
2試合連続のエリミネーター戦を連勝でクリアし、EVIL以外の挑戦者誕生を許さなかったモクスリー。激闘続きのダメージも何のその、大阪城決戦へ弾みをつけた格好だ。